フジテレビ系にて2013年1月スタートの“月9”枠が、剛力彩芽主演の「ビブリア古書堂の事件手帖」に決定した。
原作は、3巻累計310万部以上を売り上げた三上延氏の人気ミステリー。鎌倉の古本屋を舞台に人間同士の絆を描くヒューマンミステリーで、'12年に文庫本で初めて「本屋大賞」にノミネートされ、話題を呼んだ。剛力演じる篠川栞子(しのかわしおりこ)は、内向的で極度の人見知りな性格のために他人の目を見て話すことができない女の子。だが古書に関しては並外れた知識を持ち、本について話し出すと止まらなくなるという一面も持つ。亡き父の後を継ぎ、“ビブリア古書堂”の店主となった栞子が、客が持ち込む古書にまつわる謎や、持ち主が本に託した思いを謎解いていく。脚本は「鍵のかかった部屋」('12年、フジテレビ系)や映画「プリンセス・トヨトミ」('11年)などを手掛けた相沢友子氏が担当する。
剛力は「今までは言いたいことをはっきり言うような感情を表に出す役や、ずっと笑っているような明るい女の子の役が多かったので、今回は私にとって新たな挑戦になると思います」とコメント。さらに小原一隆プロデューサーは「電子書籍の時代が幕開けた今だからこそ、価値そのものが見直されている“古書”を軸に、日本人の心の根底にある“絆”を描くとともに、ミステリー好きにも満足してもらえる作品を目指したいと思っています」と意気込みを明かす。月9初主演に挑む剛力が、どんな新しい一面を見せてくれるのか期待したい。
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