それでも前を向く…。悲しみをかかえながらも前向きに生きる女性を谷村美月が熱演!

2012/11/21 22:55 配信

ドラマ

おばあさんの葬儀に向かう千秋(谷村美月)と治(春川恭亮)

毎年秋に開催される芸術の祭典「文化庁芸術祭」への出品作品として、“あったかい絆”を幻想的に描いたヒューマンドラマ「ポプラの秋」が11月24日(日)に関西テレビにて放送される。

文化庁芸術祭とは、広く一般に優れた芸術の鑑賞の機会を提供するとともに、芸術の創造とその発展を図り、芸術文化の振興を目的として文化庁が毎年秋に開催している芸術の祭典。今回、テレビ・ドラマ部門への参加作品として、関西テレビ制作の「ポプラの秋」が出品された。

同作は父親の死をきっかけに希望を失っていた幼いころの主人公と、主人公の住むアパートの大家のあたたかな“約束”を通じて、大切な人を失った悲しみをどう乗り越えていくのか…を真正面から描いているヒューマンドラマ。大切な人を失った悲しみを残された人はどうやって決着をつけるのか。いなくなった人へ後悔の念を持ちながらも前向きに生きていく…ということを大家のおばあさんや、アパートの住民を通して考えさせられる作品だ。

彼氏と別れ、睡眠薬に頼る生活を送る引きこもりの元・看護師役を実力派女優として注目されている谷村美月、谷花音が幼年時代を演じる。そしてアパート“ポプラ荘”の偏屈で怖い大家のおばあさん役をベテラン女優の江波杏子、母親役に森口瑤子、幼なじみ役に春川恭亮、ほか春木みさよ、八十田勇一、甲本雅裕などの顔ぶれがそろう。

主人公の星野千秋役を演じる谷村は「出てくるセリフが今の自分に引っかかることが多くて、演じるというよりはその生身な部分を大事にしよう。と思いました」と語り、「やっぱり人生は何かにつまずいて立ち止まるということはあるし、でも、そういうこともあっていいし。生きている人はつらいけども進んでいかないといけないという前向きなところをドラマを見て感じて欲しいです」とコメント。このドラマの重要なキーになる“手紙”についての思い出を聞くと「子供のころはサンタさんがいる!と信じていて、サンタさんに手紙を書いてました(笑)」と、おちゃめな一面をのぞかせた。