本戦サーキット最終日1位! 磁石が「THE MANZAI 2012」への本音を語る

2012/11/26 07:00 配信

芸能一般

毎年恒例となった単独公演のDVD「レインボー」をリリースする磁石の佐々木優介(写真左)と永沢たかし(同右)

12月19日(水)に最新単独ライブを収めたDVDをリリースする漫才コンビの磁石。昨年に引き続き、フジテレビ系「THE MANZAI 2012」の認定漫才師に選ばれ、決勝進出を目指す彼らにDVDと「THE MANZAI 2012」への意気込みを聞いた。

――ご自身のそれぞれ楽しかった部分や個人的に気に入っている部分を教えてください。

佐々木「オープニングや幕間に流れる映像のロケの撮影は、毎回みんなでわいわいやりながら作るので楽しいです。ネタで気に入っているのは「ラスパー部」。やってて楽しいし、中身もすごく面白いと思うんですけど、他のネタと比べると客席の反応は弱くて。お客さんと僕の感覚が合わなかったのかな、僕の演技力の問題なのかなって今も謎で…それは“気に入らない”部分です!(笑)」

永沢「僕は“職安”のネタの最後の歌の部分。何回もリハをしました。自分でDVDを見て気付いたんですけど、歌のシーン、しっかりしたカメラワークでやってくれてるなぁって…すごく感謝してます。いずれ、漫才もコントもせずに歌だけ…そういうライブができたらいいなって」

佐々木「そこは本気にならなくていいんですけどね!」

――漫才では「ブスはいつだって邪魔をする」のように、磁石ならではの毒のある発言に客席から拍手が起こっていました。

佐々木「合コンとかに行ったことのある男性は、一度は経験してるんじゃないかなと思います(笑)」

永沢「ブスに限って邪魔してくるってことありますよね」

佐々木「女性にはあんまり分からないかなぁ…」

永沢「自覚がないと思います! 自覚が。ブスほど自覚がないんです!!」

佐々木「永沢さん! 抑えて!! 今後もいきすぎない程度にお世話になろうと思ってます(笑)」

――最近は、永沢さんの「そんな感じです」で漫才を締める、というのも磁石ならでは、ですね。

永沢「去年、ラジオ『オールナイトニッポン』(ニッポン放送系)の年越し特番の中で、僕らがリスナーのお宅でネタを披露する企画があって。ネタを終えて、スタジオのオードリーさんに『そんな感じです』って返したら、若林さんが『なんだその終わり方!』って笑ってくれて」

佐々木「意外と使えるんじゃないかってことで、漫才に取り入れました。僕らはふだん『かわいげがない』って言われるんですけど(笑)、永沢が『そんな感じです』って終わればちょっとかわいさも出るんじゃないかなって(笑)」

――昨年に引き続き、「THE MANZAI」(フジテレビ系)認定漫才師として決勝を目指している磁石さんですが、昨年の決勝出場の感想は?

永沢「お祭り感覚がありましたね。(ビート)たけしさんは直接お話しできなかったですけど、たけしさんが来られると現場がピシってなりました」

佐々木「ナインティナインさんは、カメラが回っていない時にも声を掛けてくださったり。事前番組を通じて何度も会ううちに『ナイナイさんだ!』っていう緊張感もなくなって、余計な緊張感を持たずにネタに集中できて…周りの方々にすごく助けられました」

――去年とは顔ぶれも変わっていますが、意識は違いますか?

佐々木「ことしも相変わらず強いですよね。去年一回決勝にいってることがマイナスに働くんじゃないか、という不安もあるので、ちゃんと面白いネタをやらないと、って思います」

永沢「ちゃんと面白いネタをやれば審査員の方も評価してくださると思います。ただ、去年と同じことをやっても勝てない、去年より面白いネタをやらないと。『M-1グランプリ』に挑戦していた頃は、1カ月前からびっちり、『ここにボケを入れて…』とかやってましたけど、もう、そういうのもなくなりました。一年やってきて、よかったものをそのまま出すっていう風に変わってきましたね」

――きっかけがあったんですか?

永沢「去年の『THE MANZAI』からですね。“M-1”は結成10年以内っていうルールがありましたけど、『THE MANZAI』で10年の垣根がなくなったので、単純に『いけるぞ』っていう感じが減ったんです、メンバーが違いますから。ことしも中川家さん、笑い飯さん…“M-1チャンピオン”が何組もいらっしゃって、『わー、キツいな。メンバーが…』って感じですし。それがいい意味でリラックスというか、気楽に臨めるようになりました。

――最後に「THE MANZAI」への意気込みを!

佐々木「去年も気楽にやろうと思ってましたし、ことしもそうですね。欲を言えばキリがないですけど、ダメでも死なない、ウケたらいい、くらいの気持ちでやりたいです」

永沢「僕は去年、実は決勝で思いっきり高熱が出ていたんです。だから端々しか記憶がないんですよね。高い熱を高い注射で無理矢理下げたんですけど、薬のせいでぼーっとしてて。だから、今年はちゃんとした状態でやりたいです!」