12月9日、約3カ月に及ぶ改装工事を経て、SKE48の専用劇場「SKE48 THEATER」がオープンした。
生まれ変わったこの劇場は、収容人数、客席数225席、立見エリアを含めると299人を収容することが可能で、可動ステージ、花道、大型の16面マルチモニターなどを新たに設置。メンバーたちは激しいダンスパフォーマンスを十ニ分に発揮でき、観客もその躍動感を堪能できる施設となった。
初日記念公演では、劇場の進化を感じさせる場面が。ユニット「思い出以上」では、チームKIIとEバージョンが同時にステージで繰り広げられた後、ステージ後方のカーテンが開きオリジナルのチームSメンバーが登場し、3チームによる競演が繰り広げられた。
また、11月からAKB48と兼任になった北原里英もフル参加。チームSと共に「恋を語る詩人になれなくて」「ピノキオ軍」を披露した他、「Nice to meet you !」や「SKE48」などもパフォーマンスし、会場を盛り上げた。そんな北原にメンバーから“SKE48のルール”を伝授する展開に。「絶対、黒髪」「ダンスのフリは細かい角度まで徹底的に揃える」という真面目なものから、「差し入れは大矢真那より先に手を出してはいけない」「珠理奈のダジャレには空気を読んで笑うか流すか決める」という珍ルールも。
他、松井珠理奈は、「専用劇場オープンでも、無理せんよう(専用)に頑張ります!」と得意のダジャレを披露していた。
公演後、メンバーたちは「新劇場初日、素敵なスタートが切れたと思います。全メンバーでチームごとや何期生ごとに分かれて曲を披露しましたが、逆にSKE48として、また新たに一つにならなきゃなって感じました。きょう会場に来られなかった方にはこの素晴らしい劇場に来てほしいし、来たお客さんには今度は違った席で観てほしいですね。広くなって席によって見え方も違うと思うので」(松井珠理奈)、「劇場内の明るさが増した感じで楽しく公演ができました。皆さんの笑顔も、前の劇場に比べて何倍もステージからよく見えて幸せな気持ちになりました。これからこの劇場で、また一つずつみんなで力を合わせていきたいと思えた幸せな公演になりました。ありがとうございました」(松井玲奈)、「劇場で全メンバーが揃うのは元旦公演とかではあるんですけど、その時はチーム対抗みたいな雰囲気になるんです。でも、きょうはチームや何期生の枠を超えてみんなで楽しめたかなって。2期生だけのユニット曲をやって気付いたんですが、今2期生が一番多いんですよね。そんなことにあらためて気付けたりと、とにかく自分自身が楽しんだ公演でした。これぞ“新劇場オープン!”って感じです」(高柳明音)とそれぞれ心境を語った。