「八重の桜」で大河ドラマは人気を取り戻せるか? 女性ヒロインを意識した新たな取り組みとは!?

2012/12/11 19:47 配信

ドラマ

役衣装で登場した綾瀬はるか、鈴木梨央、西島秀俊(写真左から)

NHK総合で2013年1月6日(日)から始まる大河ドラマ「八重の桜」の試写会が12月11日、同局内にて行われ、出演者の綾瀬はるか、鈴木梨央、西島秀俊が登場した。

同作では、戊辰戦争の激戦の中、銃を手に会津・鶴ヶ城に立てこもって新政府軍に立ち向かった女性・山本(後の新島)八重の生涯を前半は会津、後半は京都に焦点をあて描いていく。

山本八重の子役時代を演じる鈴木に対して綾瀬は「今回で会うのは5回目なのですが、梨央ちゃんは本当に元気で愛らしいです。今回1話目を拝見させていただいて、私も頑張ろうと思いました」と語り、鈴木は「綾瀬さんはとても憧れていて大好きな女優さんです。会って話してみると笑顔もかわいらしくて、私も綾瀬さんみたくなりたいと思いました」とコメント。また印象に残っているシーンを聞かれた鈴木は「私は高いところが苦手なので、木を登るシーンが恐かったです。でも八重さんになり切って一生懸命頑張りました!!」と力強くアピールした。

また兄弟として綾瀬と共演する西島は「山本家はすごく雰囲気が良くて、撮影以外でもよく食事に行きます。撮影以外の場所でも家族みたいになっています。綾瀬さんのことは普段から“八重”って呼んだりしているので、今こうやって固く話しているのが不思議な感じがします」と話すと、綾瀬は「西島さんがいらっしゃると、いろいろ考えなくても演技にスムーズに入っていけます」とお互いの印象を語った。また、制作統括の内藤愼介氏は「今回は女性が主役ということで、光と陰が豊かに表現されるように意識しています。また、カメラの数を2台に減らし、固定して撮影しているので役者さんの演技力が試されると思います」とこれまでとは違った新たな取り組みを行っていることを明かした。

最後に綾瀬は「ようやく第1話が完成して、いよいよ始まるんだなと胸が高まっています。全身全霊で演じて頑張りたいと思っています。より多くの人に愛されるドラマにしていきたいです」と意気込み、西島は「3カ月撮影していて、現場では出演者もスタッフも一丸となって進んでいく力が強くなっています。今はかなり会津が厳しい状況に追い込まれていくシーンを撮影しているんですけど、本気でみんな演じているので楽しみにしていてください」と視聴者にメッセージを送った。