2013年1月8日(火)からNHK総合でスタートする、よる★ドラ「書店員ミチルの身の上話」の完成試写会が同局内で行われ、出演者の戸田恵梨香と高良健吾、柄本佑、新井浩文が会見に登場した。
原作は佐藤正午による「身の上話」で、平凡な女性が高額宝くじに当せんし、人生が一変して波乱に満ちた物語。戸田が演じる主人公・古川ミチルは、職場の同僚に頼まれて買った宝くじで2億円が当たり、さまざまな事件に巻き込まれていく。また、東京の大学に在籍するミチルの幼なじみ・竹井輝夫を高良、ミチルの恋人で宝飾店の後継ぎである上林久太郎を柄本、ミチルと不倫関係を持つ豊増一樹を新井が演じる。
NHKで初主演を務める戸田は「私がこの作品の話を頂いた時は、どのような物語か知らなかったのですが、あらすじを聞いてぜひやらせていただきたいと思いました。この作品をやるに当たって、今までとは違うお芝居をやれたらいいなと思っています。私は“芝居ではないような芝居”というものをずっとやりたいと思っていて、それが課題でもありました。演じていてその課題に挑戦できる作品だと希望が持てました」と出演できたことを心から喜んだ。柄本は「監督と一緒に話をしながら役を作っていけるという作業が初めての経験だったので、撮影が楽しかったです。今回、作品を見させていただいてすごく面白かったです。単純な言い方ですが、次回を見たいと思える作品でした」と語った。
また2億円の宝くじが当たったらどうするかという質問に、戸田は「2億円が当たったら、ひとまず貯金をしたいです。でも大金を手にすることはすごく恐いことなので、できれば手にしたくないなというのが本音です」と控えめにコメントすると、新井は「僕は全額をばくちにつぎ込みますね」と即答し会場を笑わせた。
最後に制作統括・演出を担当した合津直枝氏は「佐藤正午さんの『身の上話』という原作を私が1年お預かりすることができまして、すごく連続ドラマ向きな企画だと思いました。このドラマでは人間のエゴイスト的なところがすごく出ています。とにかく10回連続で見ていただくのが私の願いです。2話以降では登場人物のいろいろな顔が表現されています」と作品の見どころを語った。
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