佐藤健が主演を務めた“究極の剣客アクション・エンターテインメント”「るろうに剣心」が、ハリウッド・エジプシャンシアターにて開催された「LA EigaFest 2012」オープニング作品に選ばれ、北米プレミア上映が行われた。また、現地で行われた会見には、大友啓史監督と相楽左之助役の青木崇高が出席し、作品の魅力を存分に語った。
会見に出席した大友監督は、「15年前、2年間LAに住んでいた時にいろいろな映画館でさまざまな映画を見まくりました。エジプシャンシアターもその一つでした。当時は自分が監督した作品がアメリカの映画館、しかも映画の聖地・ハリウッドで上映されるなんて夢にも思っていなかったので、素直にうれしく思います」と率直な喜びを語った。
一方青木も、「僕も初めてLAに来たのは12年前。当時はバックパッカーの一人旅で、ちょっと日本語がしゃべれる外国人のおじさんに400ドルだまし取られました(笑)。当時は役者になろうとも思っていなかったので、きょうこのような形でまたLAに来ることができて、非常にうれしいです」と満面の笑顔で喜びを表現した。
その後、二人が600人を超える日本映画を愛するファンで超満員の上映会場にも登場すると、観客の盛り上がりも最高潮に。試写後に行われた質問タイムでは、ファンからの「続編はあるのか? そしてその続編に志々雄真実は出るのか?」という声に、大友監督は、「いま、いろいろと考えているので、もう少し待っていてください。アメリカのみんなが応援してくれたら、続編が決まるかもしれません!」と期待をにおわせた。また青木からも「皆さまの力で左之助をもう一度やらせてください」とアピールする一幕も。
「LA EigaFest 2012」は、ことしで2回目を迎える映画祭で、日本映画をアメリカに定着させることを目的に設立。世界のエンターテインメントの中心地・ハリウッドで開催されることとなった。今回、「るろうに剣心」のほか、「桐島、部活やめるってよ」「テルマエ・ロマエ」「へルタースケルター」「らくごえいが」「のぼうの城」「おおかみこどもの雨と雪」など、話題の日本映画も上映された。中でも、動乱の幕末後・明治を舞台に、大切な人たちが平和に暮らせる時代をつくるため、真の戦いに挑む緋村剣心を描いた「るろうに剣心」への注目は高く、地元ハリウッドメディアから賞賛の声が寄せられた。
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