是枝裕和監督×阿部寛主演で話題の連続ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」(毎週火曜 夜10:00-10:54 フジテレビ系)が、'13年1月23日からオランダで開催されるロッテルダム国際映画祭に正式招待されることが、12月17日、決定した。
同作品は、謎の小人“クーナ”を中心に、人々のおかしみや温もり、心の痛みを爽快でありながら奥深い味わいで描くホームドラマ。12月18日に最終回を迎える。
ロッテルダム国際映画祭は、毎年30万人を超える人々が訪れ、上映本数も700本に及ぶ、ヨーロッパではカンヌ、ベルリン、ロカルノなどと並ぶ最も重要な国際映画祭。'72年創始以来、世界中からハイクオリティーなインディペンデント映画、アジア映画を数多く紹介する一方、新たな才能の発掘・支援も積極的に行ってきた。是枝監督は、監督デビュー作「幻の光」('95年)以来ほぼすべての作品で正式招待されており、今回で10回目となる。
この朗報に是枝監督は「このようなチャンスを頂いたことを映画祭関係者のみなさまに感謝します。まだ最終回を迎えていない連続ドラマの全話上映を決定していただけるというのは、やはりなかなかないことだと思いますので、是非これをきっかけに、このドラマが海外でも放送されるといいなと思います」と喜びのコメントを寄せた。
また、12月19日(水)にドラマの台本(全話)が掲載された“シナリオ本”が発売。現場で生まれたアドリブに関しては、一カ所を除いて台本のままにしてあり、いかに役者たちが高い技術を持ち、自然発生的に演じてそのセリフたちが生まれているかを目の当たりにすることができる。「ドラマと本とを見比べ、改めてこのドラマの魅力を再発見してほしい」という是枝監督の願いからあえて文字を起こしていない。また、巻末には、今まで語られることのなかった、なぜ連続ドラマをやりたかったのか、このドラマを通して伝えたかった想いなど、是枝監督自身が書き下ろした「あとがき」も収録されいる。
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