江口、広末も絶賛! 「獅童くんは悪役にぴったり!!」

2013/01/16 19:11 配信

ドラマ

トークショーに登場した鶴橋康夫監督、江口洋介、広末涼子(写真左から)

1月19日(土)夜9時からテレビ朝日系で放送されるスペシャルドラマ「野良犬」の試写会&トークイベントが行われ、出演する江口洋介と広末涼子、監督を務めた鶴橋康夫が登場した。ドラマ「野良犬」は、'49年に公開された黒澤明監督の映画「野良犬」を、鶴橋康雄が現代を舞台にリメーク。江口洋介、広末涼子、中村獅童、柄本佑、ミムラ、大杉漣、永瀬正敏ら豪華キャストが出演する。

江口は「リメークというより、ほとんどオリジナルといっていいほど面白い作品です。撮影も編集もものすごく時間がかかっているので、重厚感のある世界観が生まれていると思います」と番組の魅力を語った。

また、江口演じる村上の幼なじみで、ジャズシンガーのアキを演じる広末涼子は、黒澤明監督の「野良犬」のファンだったと明かし、「モノクロの中でも色や熱を感じる、静かだけど熱い作品という印象を持っていて、すごく好きな作品だったので、その作品に参加させてもらえることが本当にうれしかったです」と感激。さらに「これはまさに男たちの物語。脚本でも映像でも、とにかく江口さんが格好良い。“渋いなぁ”と思いました。(中村)獅童さんは、イヤなヤツの役がピッタリ(笑)。永瀬(正敏)さんはさまざまなものを抱えた男の、切なさ、痛みというものをとても色っぽく演じられています」と共演者の魅力を明かした。これには江口も照れ笑いし、「重山という悪役を獅童くんがやると聞いた時は『ピッタリだ!』と思いました(笑)。かわいさ…というか“おぼっちゃま系”のイメージがばっちり重山と合うなと」と絶賛。

鶴橋監督は「とにかくドキドキして、今、ひとりひとりに感想を聞きたい気持ちです」と試写会を見終えた観客を見回しながらコメント。「人と会うのは、別れるため。どんなに慟哭(どうこく)や哀切(あいせつ)や痛ましい経緯があっても、それは隣に置いて生きるしかない…。この作品は、村上翔一こと江口洋介が、自分の男を全うするまでの5日間を描きました」と作品の魅力をアピールした。最後に、「アキ(広末)が村上(江口)に言うせりふで“もっと早く会いたかった”というものがあるんですが、僕ももっと早く広末さんに出会いたかった!」と熱く語る一幕もあり、会場は笑いに包まれた。