アニメ「トレインヒーロー」の制作記者発表会が、1月22日、都内にて行われ、テレビ東京系で4月から放送スタートすることが分かった。
本作はテレビ東京と中国・常州テレビ系列のアニメ制作会社のカーロンアニメーションが協力して制作するフルCGアニメーション。物語は2100年の世界を舞台に、地球上のあらゆるところに張りめぐらされた超高速鉄道・レーザーレールを走るために、人工知能を持つ超高速トレイン達が世界中から集められ、災害救助の任務をこなしながら成長していく。
カーロンアニメーションは'10年に中国の優秀アニメ制作会社18社に選ばれたアニメ制作会社で、完全中国制作のアニメが日本の放送局で放映されるのは異例であり、日本では'13年4月からテレビシリーズを展開、中国ではテレビシリーズをベースに劇場版にスケールアップし同年公開する予定で、日中連携の新たなビジネスモデル構築として注目されている。
カーロンアニメーションの顔暁群氏は「“誠実” “善意” “美しい”というのを大事にし、チームワークで困難に立ち向かっていくというメッセージをアニメに込めている」とコメント。テレビ東京アニメ局の川崎由紀夫局長は「CGは中国サイドで制作し、技術協力という形で日本側が入っています。ストーリーとキャラクターデザインは基本的に両者で担当し、どうやったら日本・中国・世界的に通用するかを考えて作っています」とグローバル展開も視野に入れた作品であることを明かした。
会場には「トレインヒーロー」の出発を祝して、鉄道アイドルユニット・ステーション♪が応援に駆け付け、セカンドシングルの「レッツゴー鉄道アイドル」を披露。また、日本語版のキャストはアール役を浪川大輔、ゴウ役を小野大輔、サム役を興津和幸が務め、主題歌はalan「DREAM EXPRESS ~夢現空間超特急~」に決定したことも発表された。
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