ざっくばらんな西原理恵子の下ネタに松岡茉優も赤面!? 西原役の松岡に独占インタビュー!

2013/02/08 18:35 配信

ドラマ

漫画家・西原理恵子役を演じる松岡茉優

2月10日(日)にNHK BSプレミアムでドキュメンタリードラマ「プレミアムドラマ『人生は“サイテーおやじ”から教わった~漫画家・西原理恵子 義父との日々~』」(夜10:00-10:59)が放送される。

同作品は、漫画家・西原理恵子(松岡茉優)の半生を、義父・宏(マキタスポーツ)さんとの関係を中心に、本人のインタビューを織り交ぜながら振り返るドキュメンタリードラマ。西原がこれまであまり語ってこなかった義父との秘話をふんだんに盛り込んだ成長物語。

今回は、ドラマで西原理恵子役を熱演する松岡茉優にインタビューを敢行し、ドラマの裏話や見どころを語ってもらった。

――台本を読んだ感想は?

私、元々、西原さんが大好きだったんです! そんな西原さんが形成された過程を知って、「西原さんも高校時代は悩んでいたんだ」ってびっくりしました。また、マキタスポーツさんが演じる義父・宏さんとの関係が、私には特殊な関係に感じられて、その関係性もすごく面白いなと思いました。人と人がたくさんぶつかっているお話なので、人の温かさや人の優しさなどいろいろ感じましたね。

――演じる上で、気をつけたポイントは?

宏さんと理恵子の関係は、すごく意識しました。距離感とか、どういう感情を持って宏さんにお話をしているのかとか、自分の中の宏さんの場所とかをすごく考えながら演じました。私自身も「本当のお父さんって何だろう?」って考えるきっかけにもなりましたね。宏さんは、理恵子にとって“お父さん”を超えた、人間としてかけがえのない存在だったんだなと感じました。

――西原さんとは会いましたか?

お会いできたんです! 高校時代に流行っていたことだとか、周りの環境、当時の田舎の閉塞感だったりとか、駆け出しの頃の絵の仕事の話とか、それらをすごく面白くお話されるんですよ。本当に気さくな方で、“気さく”じゃ足りない!(笑) お聞きしたことを帰ってから台本と照らし合わせて、「変える部分は変えて」「分かった部分は書き加えて」ってできたので、本当にありがたい時間でした。西原さんは、テレビにご出演されている時と全く変わらないんです。ただ、下ネタ系の話も気持ちよく言ってくださるので、ちょっと照れてしまう時もあったんですが…(笑)。

――初共演のマキタスポーツさんの印象は?

サバサバしてらして、物事をチャチャチャと済ませてしまう器用な方なのかなという印象だったんですが、実はすごく熱い方。お話していると、目力がすごく強くて、現場ではすごくよく台本を読み込まれていました。お笑いもやられて、歌も歌われて、天才肌の人なのかなって思っていたんですが、すごく考えて考えてお芝居に臨んでいらっしゃいました。初日にお話させていただいた時に、それまで私のことを娘だって思いづらかったらしいんですけど、マキタさんが私の母と同じ年だと伝えた途端に「あっ!娘だわっ」って(笑)。そこが“父と娘”のスタートでした!

――現場の雰囲気は?

親友役の二人が以前共演して本当に仲が良かった二人なので、いつも仲良くしている三人の空気感は自然と出てきたと思います。ラーメンを分け合うシーンで、少しこぼれてワイワイと言い合うところや、頭を叩いて口からラーメンが飛び出してしまうところは、本当の友達だったからできたんだなって思います。ただ、夏の設定の場面がありまして、息が白くならないように直前まで氷を口に入れるんですけど、私、初体験で…あれは嫌ですねぇ(泣)。「なんでこんなことしてるんだろう」って思うくらい寒くって…苦行でした。

――方言については?

難しかったですね。方言の録音データをいただいてずっと聞いていたんですけど、語尾に「―がや」とか「―きね」って言うんですが、標準語で育った私としては、「『がや』って何?」「『きね』って!?」って戸惑いました。方言って、その地域の方からしたら、縁のある大事な言葉だから、ちょっとした違和感で『気持ち悪い』って思われないように、不自然にならないように、気をつけました。

――見どころは?

クライマックスのシーンで、宏さんと理恵子が二人で話すところがあるんですが、そこは宏さんも追い詰められている中、理恵子を励ましに来るんです。宏さんの「それでも、やっぱり理恵子を応援したい」っていう気持ちが表れていて、ずっと理恵子を励まして、支えて、背中を押してくれた存在だったということが分かるシーンなので、そこが本当に見どころです。あとは、親友三人がふざけ合っているところですね!(笑)