BS朝日にて放送の、年齢も職業も違う個性豊かな3人の女性たちが、姉妹になって集まり、好奇心の赴くままにさまざまなことに挑戦する「くらしのサプリ! 集合!○○三姉妹」。2月17日(日)からの新シリーズで長女として番組にレギュラー出演をする、スポーツコメンテーターの小谷実可子に単独インタビューを行った。
――出演の話が来た時の気持ちをお聞かせください。
今までもお仕事をお受けするときは、自分を成長させてくれるものや、自分の心や体に元気をくれるものをなるべくやらせていただきたいという気持ちがあって、今回は自由にやりたいことができるということだったので、真っ先に楽しそうだなと思いました。スポーツの指導や公務など、最近は緊張感を持って取り組まなければいけないお仕事が多いので、楽しみながら臨める、全く違ったお仕事ができることをうれしく思いました。
――共演者の次女・野波麻帆さんと三女・おかもとまりさんの印象を教えてください。
二人がお話をしながら歩いている姿を見た時に、女性に生まれてよかったなと思いました。女性ってこんなに幸せオーラが出ていて、楽しそうなんだなと。20代、30代の方とのお付き合いが最近あまりなく、特に20代というとシンクロの教え子や後輩に限られてしまうので、今回ごく普通の20代、30代の女性とお会いできてすごく新鮮でした。
――全く違う分野で活躍されているお二人に聞いてみたいことはありますか?
分野は違っていても、見ている人に訴え掛けたり、相手の心をつかむという点では今まで私がやってきたことと共通する部分もあると思うので、じっくり話を聞いてみたいなという興味があります。私、次女なのでずっと妹が欲しくて、お姉さん面してみたかったんですよ(笑)。番組内ではお二人がすごく自然体なので、擬似姉妹体験を楽しみながら、ざっくばらんにいろいろなお話をしてみたいです。
――今回はお二人との初めての出会いがあったわけですが、これまでに人生を変えた大きな出会いはありましたか?
“イルカ”ですね。イルカに会っていなかったら私の人生は全く違うものになっていたと思います。初めてイルカに出会ったのはカリブ海のバハマです。それにはあるきかっけがあって。ソウルオリンピックでの私の演技を見た70代のアメリカ人男性から「君の演技が心に残った。君よりも美しく泳ぐものが地球上にはいるから紹介したい」という電話がいきなりかかってきたんですよ。最初は戸惑ったし、まだ現役も続けていて、練習を休んでバハマに行く時間もないし、海はずっと怖いと思っていたし、イルカにも興味がなかったので、ずっとお断りしていたんですね。でも、シーズンが終わるたびに電話がかかってくるんですよ。選手の時には少しうっとうしく感じることもあったんですが、現役生活の最後、補欠に終わってオリンピックに出場できなくて「今まで、自分の人生の全てを懸けてきたシンクロの世界には自分の居場所がもうないんだ、これからどうやって生きたらいいんだろう」と思った時に、彼の「人生はシンクロだけじゃないよ」という言葉を思い出して、バハマに行ってみようと思ったことが、イルカと出会ったいきさつです。海の中で、イルカと目が合った時に、自分の中のオリンピックメダリストとしての変なプライドや、重圧から解き放されて、生まれたばかりの自分に戻ったんですよね。それからは、メダリストということではなく、一人の人間として大事に生きたいなと思うようになり、心が楽になりました。
――今回のロケは東京のしながわ水族館で行われましたが、イルカに会いに水族館によく行かれるんですか?
結婚してからはほとんど行っていなくて、水族館は娘の幼稚園の遠足以来ですね。以前は広い海で泳いでいる野生のイルカに会っていたので、水族館のイルカは窮屈そうでかわいそうだなと思っていたんです。でも、育児、主婦の生活になってくるとそう簡単にバハマには行けないので、気軽に行ける水族館で、イルカに会って、出会った当時の心の持ち方を思い出すことが、今の自分には必要だなと今回のロケで思いました。これからは頻繁に足を運びたいと思います。
――今回のロケではどのようなことをされたんですか?
水族館の中を散策したり、イルカとは、調教師の方に教わりながら、実際に触れ合わせていただきました。
――今後番組内で挑戦したいことはありますか?
以前から、いつか時間があったら絶対やってみたいと思っていたのが“和太鼓”です。野波さん、おかもとさんにはあまり受けなかったんですけど(笑)。汗をほとばしらせながら打ち込んでいく姿を見て、すごく魂が揺さぶられたんですね。ずっと憧れを持っていたので、いつか挑戦してみたいです。
――女性として輝き続ける秘訣(ひけつ)を教えてください。
子供を育てていたり、教え子たちにシンクロを指導していると感じるのですが、子供たちも何かに挑戦しているときには目がきらきらしているし、輝いていると思うんですね。そういうときが一番成長につながると思うので、褒めて盛り上げます。何かに興味を持つとか挑戦するとか、斜め上に矢印が向いているときに人は輝けるのかなと思います。そういう意味でも、私自身、この番組の機会を頂いて、いろいろなことに興味を持って、挑戦して、成長したいという意識を持ち続けることで、輝けるかなと思っています。
――最後に番組の見どころをお聞かせください。
たまたまご縁があって集まった3人が寄り添うことで、プラスのエネルギーが生まれたように感じました。笑ったり、驚いたり、エキサイトしたりという女性3人のプラスのエネルギーを感じ取っていただくと、視聴者の方々も同じように好奇心や、挑戦してみようという前向きな気持ちを持つことができると思うので、楽しんで見ていただけたらと思います。
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