最終回で視聴率40.0%をたたき出したドラマ「家政婦のミタ」('11年10~12月 日本テレビ系)でお父さん役を演じ、一躍脚光を浴びた長谷川博己が、再び日本テレビの水曜10時枠のドラマに“主役”として戻ってくることが分かった。(※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)
長谷川が主役を務めるのは、4月スタートの新ドラマ「雲の階段」(仮)。同ドラマは、「失楽園」や「愛の流刑地」などで知られる作家・渡辺淳一原作のドラマで、医療現場の最前線を舞台に、一人の無資格医と、彼を骨の髄まで愛し抜く二人の女性がたどる運命の変遷を描くメディカル・ラブサスペンス。なお今回のドラマ化に当たり、絶版だった同作品が再版されるという。
長谷川は、「水曜10時に戻ってきて、今は喜びというより、主演ですし、日テレさん大丈夫ですかという不安もありますね。渡辺さんの作品ということで、医療のシーンにエロティシズムを感じましたが、ドラマには恋愛の部分もありますし、医療の要素が強い印象を受けました」と作品の第一印象を語った。
二人の女性との三角関係という役どころについて長谷川は、「僕が演じる“三郎”という人間は、そういうこと(三角関係)がなかったんでしょうね。運命に翻弄(ほんろう)されることに対して三郎がどう対処していくのか…というところは演技をする上で面白いところですし、その感情の機微みたいなものをうまく出せたらと思っています」と意気込みを語った。
「雲の階段」(仮)は、医師免許を持たない島の診療所の事務員・三郎(長谷川)が、医師不足の中、違法と知りながらも持ち前の手先の器用さを生かし、看護師・明子(稲森いずみ)に支えながらさまざまな医療行為を行っていく物語。ある日、大病院の令嬢・亜希子(木村文乃)と出会ったことから、二人の女性の間で三郎が徐々に揺れ動いていく姿を描く。
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