独特な世界観を描くことで中高生に絶大な人気を誇る作家・山田悠介のデビュー作「リアル鬼ごっこ」が、テレ玉、チバテレ、tvkなどで連続ドラマとして放送されることが分かった。主演は、連続ドラマ初単独主演となる本郷奏多が務める。
「リアル鬼ごっこ」は、山田のデビュー作にして累計発行部数200万部を突破した大ベストセラー作品。全国の“佐藤姓”の人々が鬼ごっこに巻き込まれ、捕まったら殺されるという衝撃的な内容で、'08年には映画化もされている。
本郷は、「分かりやすくてスピーディーに展開していくので、見やすく楽しんでいただけるエンターテインメント作品になるだろうと思っています。自分も完成を楽しみにしているんですが、皆さんにも放送まで楽しみに待ってていただきたいです」とコメント。
また、「原作を大事にしながら、さらに深みのある内容となっています。家族の絆、つながりが一つのテーマになっているので、デスゲームの中でも、バラバラになった家族が一つになっていく姿はきれいに描けていると思います。スタントなしでアクションに臨んでいるので大変ですけど、けがをしないように気を付けつつ、楽しんで毎日アクションを頑張っています」と撮影の様子を語った。
一方、本郷の妹役・佐藤愛を演じる清水富美加は、「佐藤愛というキャラクターは、みんなをぐいぐい引っ張っていくような性格だけど、ピンチの時とか素直になれないところがあるので、そういうところで妹らしさや女の子らしさを出せたらいいなと思って撮影に臨んでいます。この作品を通して、役者としても役としても成長できればいいなと思ってやっています」と意気込みを語った。
今回のドラマ化に当たり山田は「『リアル鬼ごっこ』はデビュー作であり、今の僕を作ってくれた思い出深い作品です。映画シリーズも大迫力でしたが、今回はさらにスケールアップしているとのこと。スタッフの皆さんの意気込みもすごいので、今からとても楽しみにしています!」と胸の内を明かした。
物語の舞台は西暦3000年。20人に一人が“佐藤”という姓を名乗っていたある王国に、150代目となる新たな王が即位。新たな王様は、自分と同じ佐藤姓が500万人を突破したことを知り、佐藤を減らすためのあるゲームを思い付く。それは、全国の佐藤に鬼ごっこをさせ、鬼に捕まった者が処刑されるという「リアル鬼ごっこ」だった。
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