山本美月が吉田大八監督と小競り合い!?

2013/03/16 17:13 配信

映画

撮影秘話を明かす山本美月

第36回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、監督賞、編集賞の三冠を獲得した映画「桐島、部活やめるってよ」のブルーレイ&DVDの発売記念イベントが、3月16日、東京・タワーレコード新宿店で行われ、吉田大八監督とクラスのマドンナ・梨紗を演じた山本美月、プロデューサーの佐藤貴博氏が登場した。

同作品は、クラスの人気者の桐島が部活を辞めることがきっかけで、クラス全体に波紋が広がっていくという青春群像劇。

イベントでは、受賞の瞬間やその時の心境、撮影での裏話などが語られた。吉田監督は「『ちょっといい映画だったね』といわれるくらいのものが、皆さんの熱によって押し上げられて受賞させていただいたと思っています」と謙遜しながらも「(ブルーレイ&DVDの)発売一カ月が経った今でも、こんなにたくさんの人の顔を見ることができて『桐島―』はまだ生きてるんだなと感じました。これからもこの作品を愛してやってください」と心境を語った。

そんな中、監督とのエピソードを聞かれた山本は「私はクラスのイケてる女子の役だったんですけど、監督から『もっとかわいく!、全然かわいくないよ!』って言われて、なかなかかわいいって言ってもらえなかった」と明かすと、監督は「『かわいくない』とは言ってないよ。山本さんは自分のかわいいところを自覚してないけど、梨紗は自分のかわいいところを全部分かっているという女の子だから、『自分のかわいいところを自覚して』という意味で、『かわいくない』とは言ってないよ」と反論。すると山本は「言いましたよ! 言ったもんっ!!」と頬を膨らませ、小競り合いを繰り広げ、仲の良さを垣間見せていた。

また、山本の同作品出演のためのオーディション映像を公開。山本は「よく事務所がOKしましたね! 私的にはNGなのに!」と赤面しながら「なんでオーディションの映像を流すのか意味分かんないっ! 私だけこんな恥ずかしい思いをして…罰ゲーム!?」と苦笑していた。

また、彼氏という設定の桐島の印象について「嫌いです…完璧過ぎてちょっと…。作品のキャラクターなら竜汰(落合モトキ)か友弘(浅香航大)がいいかな。中心にいる人じゃなく、周りで支えているような人がいいですね」と明かしていた。

「撮影期間中での、共演者とのエピソードは?」という質問に「よく女子四人でくるみちゃん(清水くるみ)の部屋に集まって話すことが多かったんですが、みんなでテレビを見ていて、ふと気付いたら私以外みんな寝てました(笑)。それくらいリラックスして気を許せるメンバーでしたね」と告白し、「今でもよく集まって、『何年か経って、桐島のメンバーって豪華だねって言われるくらいの女優や俳優になれるように頑張りたいよね』って話しているんです」と話した。

最後に「私が生きてきた中で、一番楽しかった一瞬が詰め込まれている作品なので、『桐島、部活やめるってよ」DVD、ブルーレイ、ぜひ見てください!」とアピールした。

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