【ラストステージまであと2日】「ちょっとズルいんですけど(笑)」恵比寿マスカッツのエース、Rioが明かす本音とは?

2013/04/05 07:00 配信

音楽

エースならではの本音を明かすRio

現在開催中の全国ツアーをもって解散するセクシーアイドルユニット・恵比寿マスカッツが、ラストアルバム『卒業アルバム』を4月3日より発売中。

同作品は、超豪華盤、豪華盤、通常盤の3種類。超豪華盤と豪華盤には全ての楽曲のほか、録り下ろしのコントも収録されており、音楽と笑いを追求し続けてきたメンバーたちの、まさに“集大成”となるラストアルバムとなっている。

今回、4月6日(土)、7日(日)に千葉・舞浜で行われるラストステージに向けて、中心メンバーにインタビューを敢行し、カウントダウン形式で紹介していく。

最終弾は、マスカッツの不動のエースとしてグループをけん引し続けてきたRioに「おねだりマスカットSP!」(テレビ東京ほか)の最終回の裏話やエースとしてのプレッシャーについて明かしてもらった。

――解散目前ですが、現在の心境は?

今までの卒業に関する収録がわんわん泣いて…という感動ものだったので、最後の番組収録でもすごくショックを引きずるかと思っていたんですけど、スタッフの皆さんの愛情ですごく笑って終われたんです。みんなでびしょ濡れになって、最後にマスカッツの「バナナ・マンゴー・ハイスクール」を踊ってっていう悔いのない収録になったおかげで、ラストに向けて勢いづけたといいますか、少しずつですが解散への覚悟ができだしていると思います。

――「おねだりマスカットSP!」最終回の収録は、いつもと違って気合いが入っていました?

気合いはいつも以上ですけど、いつも通り課題を残して終わることができました。収録後は毎回、(総合演出の)マッコイ(斉藤)さんのところに行って「あの時はどうしたらよかったですかね?」と次の収録に向けての質問とその日の反省を聞きに行くんです。でも、さすがに「最後はないかな」って思っていたんですが、収録が終わっても「あの時どうしたらよかったのかな」とか「あの時、こういうことをしてもよかったのかな」といった聞きたいことがあって、いつも通り課題が見つけられた。課題なく終われた方がよかったのかも知れないですけど、私の中ではいつも通りの感覚で終わることができてよかったと思っています。

――ダチョウ倶楽部・上島竜兵さんへのキスには、最後だという気合いも感じました。

もちろんです! 最後なので全てを出し惜しみすることなく頑張りました(笑)。裏話なんですが、あと二人くらいチューするはずだったんですけどね(笑)。(上島さんは笑いを持っていかれてかわいそうでした) (笑)。マスカッツがよくやるやりづらいパターン♪

――「解散する」という実感は湧いていますか?

最後が分かっていると、集中力も違ったりだとか、「自分の中で何かを得ておかないと!」という気持ちが働いて、よりみんなを見るようにもなりましたし、「みんなのためにどう動けるか」ということをより強く考えるようになっています。そんな中で、今は「解散」というより「また次、ライブやりたい!」という思いが強くなっていて…。なんでしょうね…。不思議なんですけど、解散するっていう気持ちでライブをしているんですが、上手くできたらさらに気持ちが昂ぶっちゃうんですよね。ライブをやるたびに、「本当にやっていたいな」って思うんです。解散って頭では分かっていて、ファンの方への感謝の気持ちも口にするんですけど、そうすればするほどライブしたくなっちゃう。(ラストステージもそんな思いに駆られるのでしょうか?)そうなんですかねぇ。…きっと、そんな気がします。やっぱり、いいライブをすればするほど、またやりたいなって思っちゃう。「よし、これで満足!」というふうにはならない気が、今はしますね。

――5年間の活動を振り返っていかがですか?

初期メンバーの中でも、私は休みなく関わって来れて、「マスカッツのいろんな部分を全部見て来れたな。ちょっと贅沢だな」って思っているんです。マスカッツは、その時々で全て雰囲気が違うんですよ。同じ仲間内でも、それぞれのライブに向けての雰囲気が全部違ったので、それを一つも欠けずに味わえたのはラッキーだなと思います。私、マスカッツ博士な気がします(笑)

――そんな中で、一番大変だったことは?

企画では、富士急ハイランドのFUJIYAMAが一番大変だったんですけど…(泣)。5年間の活動の中では、自分の立ち位置に関して最後まで一番悩みました。やり過ぎると、みんながやりづらくなくなってしまったりするので。

――「Rioならできるだろ」という雰囲気もある中、プレッシャーは?

もちろんあります。だから大喜利のコーナーとかも、失敗しないようなタイミングを見計らって手を上げたりとか(笑)。「ここ乗っかったらサブくなるな」とか判断しながら…ちょっとズルいんですけど(笑)。そんな中で、(蒼井)そらちゃんは一番に手を挙げてくれる。一期生の変わらない目標(笑いに真摯に向き合うというチャレンジ精神)を貫いてくれるので、ほっとしながら、「すいません…」と思いながら、私は自分のいいところで手を挙げてるんです(笑)

――ぶっちゃけ、「自分できるな」と感じたりしません?

いえいえ(恐縮)。でも、成功しても失敗しても一回経験したことは、二回目同じことを経験したらできるなとは思ってますけど(笑)。そんな自分に気付いてからは、一回目はいつも失敗する覚悟でやってます。失敗してもヘコまずに! でも、私は(かすみ)果穂ちゃんが一番できるんじゃないかって思っていますね。果穂ちゃんがマスカッツの空気を変えてくれたというか、みんなも引っ張られて。(笑いを追求することに対して)やっぱりどこかで恥ずかしさがありましたけど、「あの頑張りで正解なんだ」という自信がついたというか、「自分もそれを出してもいいんだ」っていう雰囲気が出たと思うんです。

――ラストアルバム「卒業アルバム」のPRをお願いします!

本当の卒業アルバムみたいな仕様になっていて、素敵な表紙で今までに見たことのないアルバムとなっているので、皆さんの家にある卒業アルバム同様、マスカッツを卒業する記念に持っていていただきたいですね。番組収録のスタジオで、おぎやはぎさんと一緒に収録したコントも入っていて、余すところなく、出し惜しみせずに、最後だから詰め込んだというような「忘れないで!」という必死感もある作品です!(笑)

――最後にラストステージへの意気込みをお願いします!

出し切ります! ライブではいつも、自分の中でペースを考えてやるんですが、そんなことは考えず最初から飛ばしていきたいと思います!