元セクシーアイドルユニット「恵比寿マスカッツ」メンバーの吉沢明歩が、デビュー10周年を記念して、写真集「吉沢明歩 10年」(発売中)を発売。
同作品は、自然の中ではしゃぐかわいらしい笑顔や、ムーディーな部屋で見せるセクシーな大人の表情など、第一線で活躍し続ける吉沢のさまざまな表情を余すところなく収録した完全撮り下ろしの写真集。また、吉沢直筆の10枚にも及ぶ手紙や、これまでの活動の歴史やインタビューを掲載した新聞、特大ポスターなどが封入された超豪華版となっている。
今回、吉沢にロングインタビューを敢行し、これまでの活動や現在の心境、これからのビジョンなどについて語ってもらった。(これまで篇、このごろ篇、これから篇の三部構成で掲載)
――デビュー10周年を記念する写真集ということですが、どんな内容ですか?
いつも写真集の撮影は、ロケに行って大体3日くらいで撮るんです。でも、いつものように「あぁ、楽しかったねー」って一瞬で終わっちゃうのが嫌で、10年という記念すべき物を作ってもらえるのであれば、時間をかけてみんなで「もっとこうした方がいい」ってディスカッションしながら作れるような写真集がいいなと思って、海外ロケには行かずスタジオや都内近郊で撮影してもらいました。
――こだわったところは?
飾ってもらえるような写真集にしたくて、表紙やポスターもおしゃれなものにしてもらいました。また、「特別なんだね」って思ってもらえるように、BOX入りで、新聞やポスター、手紙などを封入しています。一筆書きの手紙だったり、写真一枚が入っているっていうのはよくあるんですが、“10年”ということで手紙も10枚だし、ポスターの裏にこれまでの作品が全部載っていたりと、特別感のある物ができたと思います。記念の写真集なので、女性が見ても「美しいな」と思ってもらえるような物になればいいなと思って、おしゃれに撮ってもらいました。
――撮影中のエピソードは?
飼い始めで、まだ小さかった愛犬のチャコを現場に連れて行った時に、「一緒の写真を撮ってもらえたらうれしいな」と思ってカメラマンさんにお願いしたら、快く撮って下さったんです。その写真がポスターになったので、わたしにとっても記念になりました。(愛犬が)小っちゃい時って、その時しかないですから。(そのポスターは、自宅にも貼ってある?)貼ります! 引越ししたらシワをきれいに伸ばして額に入れようと思って、まだBOXの中に入れてあります!(笑)
――活動を振り返ってどんな10年でしたか?
10年も続けられるとは思ってなかったので、途中から10年を迎えることが自分にとっての一つの目標になっていたんです。10年の半分はマスカッツだったし、いろんな仕事をやってきたなと思いますね。普通の人生だったら味わえないような、すごく濃い20代を過ごせた10年でした。(やはり忙しかったですか?)忙しかったですね、その時々で。
――疲れが溜まったりすることは?
サイン会でよく地方に行かせていただくんですけど、移動が続いちゃうとやっぱり疲れが溜まってきちゃいますね。(解消法は?)4時間、エステに行くこと! フルコースです(笑)。有意義なお金と時間の使い方をしているなと思うと、すごく満足感に浸れるんです♪
――10年間の活動の中で、一番印象深いものは?
ずっとドラマに出たいなと思っていて、ドラマ「嬢王」(’05年10月 テレビ東京系)のレギュラー(望月メグ役で出演)が決まった時は、本当にうれしかったです。(甘え上手な個性的なキャラクターでしたよね?)やりやすかったですね。かわいいキャラとか、ちょっと男性におねだりするような感じの自分でいることがすごく楽な時期だったので、等身大というか…(笑)。当時のわたしに合ってたなと思います。
――役柄同様、キャピキャピしていたんですか?(笑)
あれはちょっとやり過ぎですけどね!(笑) ずっと「ニャン、ニャン」言ってたりするし(笑) (同じ役で、続編の「嬢王Virgin」(’09年12月 テレビ東京系)にも出演しましたよね?)(時間経過を経て)まさかの未亡人でしたよね(笑) あれは本当にやりやすかったです(笑) でも、DVDの告知でかつての“メグにゃん”のメイド服の衣装を着たんですよ。大人になって似合わなくなってきたなって思っていたので、メイド服があんまり好きじゃないんですけど、着てみるとその当時のことを思い出してすごく楽しかったです。(恥ずかしくはなかった?)恥ずかしかったですよ! 他のタレントさんやマネジャーさんがいる中で、その格好で「ニャン、ニャン」ってやってるのがすごく恥ずかしかった…(照)
――10年間、活躍し続けられてこれた秘けつは何だと思いますか?
悩んだ時は一人で抱え込まないことですね。わたしは一人で抱え込むタイプなんですけど、「いろんな人の意見を聞かないとダメなんだな」っていうことをこの10年で感じました。「自分が思っている以上に、助けてくれる人がいるよ」って気付いたんです。「この先どうしたらいいんだろう」とか、仕事を続けるか悩んだりした時に、大人の意見はすごく参考になりましたし、ありがたかったりして、「まだここじゃ辞めちゃいけないんだな」と思えたことがあったので。支えてくれた人がいたから、わたしも10年やってこれたんだと思う。いろんな仕事をやらせていただけたからこそ、それぞれの仕事の楽しさに触れることができて、ある仕事で悩んでも、別の仕事が楽しかったから頑張れたりとか、常にイベントでファンの人との交流があったので、自分の気分が落ちている時でも、わたしのことを応援してくれている人がいると「もっと頑張ろう!」って思えたりとか…。常に人に支えられてやってこれた10年だったなと思います。
【ロングインタビュー・このごろ篇に続く】
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