【10周年記念！吉沢明歩ロングインタビュー・このごろ篇】 タレントとファンというのを超えて、一つのものを分かち合えた時間

元セクシーアイドルユニット「恵比寿マスカッツ」メンバーの吉沢明歩が、デビュー10周年を記念して、写真集「吉沢明歩 10年」(発売中)を発売。

今回、吉沢にロングインタビューを敢行し、これまでの活動や現在の心境、これからのビジョンなどについて語ってもらった。(これまで篇、このごろ篇、これから篇の三部構成で掲載)

【ロングインタビュー・これまで篇の続き】

――4月7日に「恵比寿マスカッツ」が解散してしばらく経ちましたが、現在の心境は？

めっちゃ寂しいです、なんか…。(解散まで)もっと実感を持ちながら現場に行ければよかったんですけど、ライブも一回一回がすごく楽しかったし、収録も最後に向けていつもと違うコーナーが入ってきて「チャレンジだな」と思ってやっていて、最後のライブも悲しいとか寂しいとかじゃなく、本当にお客さんに楽しんでもらえるようなライブをやりたいと思ってやっていたので、現場が続いている時は全然そんなことは考えられなくて…。最終公演が終わって、みんなで朝まで打ち上げをしたんですが、翌日、起きた時に「あぁ、本当に終わったんだな…」と実感しました。いざ、終わってみたら100あったものが0になった感じで…。「終わってしまった…」と思ったら、頭が真っ白になってしまいましたね。

――最後のステージはどんな気持ちでしたか？

「本当に幸せだな」と思いました。それに尽きます。当日、「仕事が入っているからおぎやはぎさんは来れません」って聞いていたので、まさかの最後に出てきてくれるとは思わなかった(ラストステージでは、番組MCのおぎやはぎがサプライズで登場、マスカッツメンバー一人一人に卒業証書を授与する一幕があった)ので、それもすごくうれしかったし、一人一人丁寧に卒業証書をいただいて、みんなの前で感謝の気持ちや思っていることを伝えることができましたし、ファンの人も立って聞いていてくれる人もすごくたくさんいて、本当に思い残すことのない最高の締めのライブだったなと思います。キッシー(リーダー・希志あいの)が「わたしがリーダーになって30人揃ったライブはきょうが初めてで…」って言った瞬間に、「本当だよね。キッシー、良かったね！」って思って、わたしも感動してしまいました。(5時間半にも及ぶ長時間のライブでしたよね？）すごいですよね、わたしもびっくりしました！　途中で足の裏がジンジンして「大丈夫かな？」って思いながらやってました(笑)

――その後、ファンの皆さんとの交流は？

写真集発売記念イベントで、「卒業おめでとう」って言ってもらいました。「ライブがすごく最高でした」「感動して泣いてしまいしました」って言ってもらえて。解散ツアーでは、わたしが出演する全会場に来てくれた人がほとんどだったんですけど、2月、3月と4月の二日間を過ごして、ファンの方たちと“共有している”感覚っていうか…、何て言えばいいんだろう…。わたしのことを応援してくれているファンの皆さんとだからそういう感覚になれるんだと思うんですけど、普段の感じとは違うというか…。「最高のライブでしたよね」って言われたら「ホントですよね」って思うんです。その感動を分かち合えてるというか…。わたしの勝手な思い込みかもしれないんですけど、タレントとファンというのを超えて、一つのものに向けて一緒にすごく充実した時間を過ごしてこれたなって思いました。

――普段から気を付けていることってありますか？

やっぱり鏡の前に立たないとダメだなと。あとは、姿勢やポージングの勉強ですね。ある一定の時期を過ぎると、全然気にしなくなっちゃうんですよ、できるようになっちゃうから。でも、そうじゃなくて「もっと勉強していかないと、楽しく仕事もできないよ！」って最近思えてきて。その方が、絶対この先も楽しくやっていけると思うし、常に努力なんだなって思います。本当に。この間、ブログのコメントを読んでいたら「○月○日みたいなブログを書いてほしい」っていう書き込みがあったんです。その日付のブログは、当時読んでいた本の影響もあって、一人でいろいろ考えたことを真面目に綴った内容だったんですが、そのコメントを見て「みんなは、心の内に溜まっているものを聞きたいんだな」って思いました。最近は、マスカッツの活動が忙しくて一人で物事を考える時間もなくツイッター感覚でブログを更新していたんですけど、「やっぱり、本を読んで勉強して、自分が思っていることを伝えていかないとな」って。それだけ見てくれている人がいる仕事ができているわけだから、「ちゃんと自分が思ってることを発表していかなきゃ」って思ったんです。

――仕事を楽しむ秘けつは？

自分自身も一つの商品として「自分の良さをもっと出していこう」って思える前向きさを持つことだと思います。(自分の思う“自分のいいところ”は？)よく“ツン”としたクールなイメージを持たれるんですけど、実は天然なところがあったりとか、女性として癒やしキャラな部分とか、そういう部分かな(笑)

――今、興味があることは何ですか？

体質改善ですね。30代を手前に体質改善をしないと、きれいでいられないというか、維持していくのが難しくなっていくらしいんです。30代で迎える大きな変化をどう乗り越えるかで先の10年が変わってくるって聞いたので、今は自分のメンテナンスをどうしていこうかというのが一番興味がありますね。

――メンテナンスとしてやっていることは？

毎朝、青汁と酵素とキウイジュースを飲むことです。（結構続けているんですか？）二週間くらい…。（…。これから続けていくんですよね？）はいっ！(笑)

――女性の一番きれいな時期って27歳の時らしいですよ？

分かります！　自分でも、27、8歳くらいの時が、女性の華の頂点だっていうのを感じました。年下からも、年上からも「きれいですね」って言われる。一番の華ですよ「27歳」って！　本当に!!　(最近は「きれいですね」って言われないんですか？(笑))言われますよ！　きれいにしてる仕事だからっ！(笑)。でも、27歳くらいの時が、体調やダイエットを考えた時でも、やればやっただけ形になるのも早いし、逆に何もしなくてもきれいでいられましたし。

【ロングインタビュー・これから篇に続く】