どこか懐かしく、温かい気持ちになれる話! 山本裕典が「味いちもんめ」の魅力を語る!!

2013/05/11 09:00 配信

ドラマ インタビュー

本日放送の「味いちもんめ」に安達信太郎役で出演する山本裕典(C)テレビ朝日

5月11日(土)に放送される、中居正広主演のドラマスペシャル「味いちもんめ」(テレビ朝日系)に、“追い回し”の料理人・安達信太郎役で出演する山本裕典にインタビューを敢行。演じる信太郎の役どころについてや、座長・中居について、そして今後の展望を語ってもらった。

――前回のSPに引き続いての出演となりますが、率直な感想を教えてください

前回は16年ぶりに復活するということで、メーンキャラクターのゲストとして出させていただきました。これだけの歴史があり、僕も再放送を見ていたので、好きだった作品の世界観に触れられる喜びがありました。前作は、次に続くのかな?というような終わり方をしていて、そして2年経ってまた続編が決定。実はそれを聞かされたのが「笑っていいとも!」(フジ系)で、中居さんが出ている回に、僕がゲストで出させていただいた時だったんです。「裕典また今度“味いち”やるらしいよ。お前と共演するの嫌だな~。俺は断ろうかな(笑)」って、おっしゃっていたので不安だったんですけど、その後、正式にオファーがきました(笑)。

――無事に出演が決定しましたね(笑)

はい、無事に。前回はゲスト参加だったんですけど、それが今回はレギュラーとして出させていただけたのはすごくうれしかったし、何だろう…僕の中の感覚で言うと、毎年親戚のおじちゃんとかお兄ちゃんたちと集まって、話をしたり、芝居をするみたいな、そういう(身近な)ものになりつつあるので、すごくうれしいです。

――そういう自分が見ていたドラマに出るというのは何か違うものですか?

やっぱり大黒摩季さんの「ら・ら・ら」とかが自分の顔に流れたりするのはすごく不思議な感じがしますよね。今回はどちらかというと、ちょっと一歩引いたところの立ち位置からの芝居だったので…。でもなんか今回もやりにくかったですね(笑)。

――え、やりにくかったんですか?(笑)

そう、本当に僕はちゃんとお芝居しているつもりだったんですけど…。せりふが「あっ、はい!」とか、追い回しのたどたどしい部分があったんですが、それを中居さんが「何だその芝居!?」って本編で言っちゃっていて(笑)、アドリブで。「あっ、はいじゃねーよ、何だその芝居」とか言っちゃうんですよ。芝居って…本番中にですよ! 芝居って言っちゃダメでしょう(笑)。待っている間に柳沢(慎吾)さんたちとずっと喋っていてそのまま本番になったり、役に入り込んでいる時と、待っている間、カメラが回ってる間と、切り替えがすごくしんどかったです(笑)。

――皆さんすごく仲が良さそうですよね。そんな中、山本さんは中居さんのいじられ役でしたね。

そうですね、皆さん仲良いですが…今回は中居さんのいじり方が前回よりひどかったです(笑)。前はもうちょっと優しかったはずなんですけど…。でも、本当に変な感じです。現場に行ったら内藤(剛志)さんとか岡江(久美子)さんがいたりして、皆さんの演技をモニターで見たり、ドライ(リハーサル)とかをちょっとのぞいたりしたんですけど、“味いち”に本当に出てるんだなあ、という感覚になりました。まあ、もうちょっと僕せりふが多かったら良かったかなぁ(笑)。監督も台本的にもちゃんと僕のリアクションを抜いてくれるんですが、「あっ、はい」とか「いや…その」っていうリアクションばかりだったから、本当に中居さんにいじられまくりましたね。「お前、本当に仕事してんの? ギャラ発生しねぇよ!」とか。

――厳しいですね(笑)。その短いせりふの中でも、信太郎らしさのようなものは出せたと思いますか?

本当に2年前のスペシャルドラマしかやっていないので、「あれはどうなった? これどうだったろう」とか、ちょっと探り探りという部分もありましたけど、中居さんとか柳沢さんとか、志村(東吾)さんとかがいる中にポッっと入れば、その次のことが思い出せる。というか、思い出しながら演じることができました。今回のゲストの要潤さんとも何回か共演していますし、やりやすかったです。

――日本料理の世界って修業も厳しいと思うんですけど、改めてこの役を演じるに当たり、料理の勉強をしました?

特にしてないですが、でも芋の皮むきとかはうまくなったんじゃないかなと。包丁さばきも、僕は軽く家で料理をするだけなのでそんなに上手とは言えないんですけど、追い回しの仕事はちょっと板についてきました。それに糠床は引っくり返せるから(笑)。

――ちなみにプライベートでも糠床を引っくり返したりは…?

…決してしないと思います(笑)。

――ですよね。そういえば、中居さんを以前取材させていただいた時に、もう「“味いち”はいいかなー」ってチラっとおっしゃっていたんですけど、山本さんはどうでしょう? 次の展開を考えていますか?

僕自身ですか? そうですね、中居さんに「何だその芝居は!」って言われないような見せ場があったら、見返したいですね(笑)。中居さんはもういいって言ってるかもしれないですがまだまだ続くと思います。キャストがそろう限り毎年恒例になっていくと思うので、「そんなこと言わないで下さい!」と、ザテレビジョンさんを通して伝えたいです!

――では、改めて「味いちもんめ」の魅力、見どころを教えてください。

伊橋悟という人間は本当に中居正広さんそのものだと思うんです。だから、中居さんの魅力とかそういうものが伊橋という役に詰まっていると思うし、お話自体もすごく分かりやすい。というか、どこか懐かしく温かい気持ちになれる話なので、昔ドラマを見ていた方は思い返してもらえるし、見たことない方がこれを見て、「昔のやつどこかに映像残ってないのかなっ」て探してもらえたらうれしいです。本当に色々な作品がある中で、懐かしい気持ちになれるドラマだと思うので、ぜひ見ていただければと思います。それに中居さんと柳沢さんのアドリブ、どこまで使われているのか分からないですけど、それも見どころです!(笑)

――そして続編にも期待しております!

はい。ありがとうございます!