世界の奥地に暮らす日本人を、芸能人がスタッフのサポートを一切受けずに探し出す旅番組「世界の村で発見!こんなところに日本人」(毎週金曜日、ABC・テレビ朝日系)。国の特徴を紹介する“データマン”として出演中の大野拓朗に、番組への思いや、自身の旅の思い出について聞いた。
――初のゴールデンレギュラーですが、番組に出演が決まったときの率直な感想をお聞かせください。
もう、とにかくうれしかったです。ずっと見ていた番組でしたし、データマンは本来「女子アナ」の方がやるものだと思うのですが、僕みたいな「男」を選んでくださって、プレッシャーもありつつ、頑張ろうという気持ちです!
――データマンを務める上で、読み方で気を付けている点や、実際にアナウンサーの方のしぐさで参考にしている点などをお教えください。
このお仕事が決まったときに、実際に友人の辻岡義堂アナウンサーに、原稿の読み方を3時間ほど、新聞記事を読みながらアドバイスしていただいたんです。「ちょっと新聞記事の一面をアナウンスしてみましょう」と言われて。まずバーッと、20秒くらいで(一面を)読んで、「はい、行こう!」って。(ニュースの)重要なところは(声の)トーンを変えたりとか、スピードの緩急をつけて聞こえやすいようにするとか、そういうことが大切だということを教わりました。それから、ただ原稿を読んでいるように思えますが、実はすごく音の高低を使ってるんです。(音程の)高いところから入って、まず、ひとつの文節が終わったら、真ん中のあたりまでいって、次の文節が始まるときに少し上から入ってというかたちです。文章の最後では、自分の一番低い声で締めるなど、いろいろな極秘技術を教えていただきました!
――大野さんは、最後に目線をカメラにビシッとあわせるようなところも、アナウンサーっぽいなと。
ありがとうございます!(笑) いろいろなニュース番組を見て参考にしています。アナウンサーの方だけでなく、最近はよく、タレントの方がキャスターをやったりしているじゃないですか。そういう方々がどうやっているのかなっていうのも見ますし、それで、「あぁ、自分だったらもっとこうしよう」とか、「あ、これすごいなぁ。これ見習おう」って思う部分もあったりとかもありますね。
――旅番組ということで、大野さんの旅の思い出をお聞かせ下さい。
昨年の冬にグアムに行きました。事務所の大先輩の船越英一郎さんがホテルをアテンドしてくださって。そのホテルには日本人の従業員の方も多くて、日本人男性をひとり、案内人としてつけてくださったんです。グアムでは彼と行動を共にしました。2泊3日一緒に移動して、ご飯もおいしいところを教えてもらって。飛行機にひとりで乗って、入国してというのは、いい経験になったなぁと思います。
――この番組でも、旅にハプニングはつきものだと思うのですが…?
大変でしたよ!(笑) 出発の3日前に旅行を決めまして。実は、役作りのために(グアムに)行ったんです。銃を撃ちに行って、実際撃ったときって、どういう衝撃が来るんだろうとか、銃の怖さを知りましたし、その勉強のために行ったのですが…。初日に、ひとりで(グアムに)行くので(飛行機の出発時間は)何時でも良かったんですが、「せっかくだからちょっと早めに行こう」と調子に乗りまして(笑)。といっても、12時とかの、昼の便だったんです。でも、寝坊しまして(笑)。10時ちょっとくらいの成田エクスプレスに乗れば良かったんですが、その10時何分に起きてしまい「やばい! 飛行機に間に合わない!! 車でいけば間に合うかも!」と。起きて5分で家を出て、タクシーに乗って、「お願いしますっ!」って。結局間に合わなかったのですが、空港に電話をしたら、融通を効かせてくれて。「本当はダメなんですけれど、待ってる確証はないですけれど、取りあえず連絡はしておきます」って、空港の方がおっしゃってくださり…。空港に着いたら、猛ダッシュで、やっとこさ間に合って、僕が乗った瞬間に出発したので、僕待ちだったのかな?(涙)
――それはすごい(笑)。
そこから(今回の旅は)始まりました(笑)。成田エクスプレスだったら1000円ちょいだったのが、2万円もかかって(笑)。せっかく、飛行機をマイルでとって、ホテルも船越さんが割引交渉してくださって、“よし、格安旅行だ!”と思ったのに、タクシーで2万だから、思わぬ出費に…。(Part2に続く)
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)