ミッキー・カーチス、撮影は休みなのに現場へ行く

2013/05/25 18:59 配信

映画

撮影を振り返る木南晴夏とミッキー・カーチス(写真左から)

東京・テアトル新宿で公開中の映画「百年の時計」の初日舞台あいさつが、5月25日、同所で行われ、出演者の木南晴夏、ミッキー・カーチス、中村ゆり、鈴木裕樹、近江陽一郎、宍戸開と、音楽を担当した中村由利子、金子修介監督が登壇した。

同作品は、鉄道の歴史遺産である'11年に路線開業100周年を迎えた高松琴平電気鉄道、通称“ことでん”で育まれた切ない初恋の記憶を描いたもので、大切な人と共に刻む人生の豊かさに気付かせてくれる香川発のハートフル・ストーリー。新米の学芸員・神高涼香(木南)は、憧れの芸術家である安藤行人(ミッキー・カーチス)の回顧展を担当することになった。しかし、安藤は創作意欲がなく回顧展に消極的。落胆する神高に安藤は、100年の時を刻み続ける古い懐中時計を見せ、若き日に列車で見知らぬ女性から貰い受けたものだと打ち明ける。さらに、その持ち主の女性を捜してほしいと頼む。戸惑いながらも人捜しを始めた神高は、なんとか持ち主を見つけるが…というストーリー。

登場した木南は、撮影場所の香川について「4カ月くらい行っていたんですが、うどん屋さんに6軒か7軒くらい行きましたね。うどん大好きなので!」と告白。一方、ミッキー・カーチスは「俺はうどん嫌いだったんだけど、だんだん好きになってきちゃった」と明かし、会場を沸かした。また、「とにかく現場は最高に楽しかったです。休みの日でも現場に行っちゃいました」と話すと、近江が「“ことでん”がホームに入ってきたので、撮影を中断して待っていたら、その列車からミッキーさんが出てきてびっくりしました」と暴露し、笑いを誘っていた。

最後に、「この映画を楽しんでいただけたなら、お帰りの際に新宿駅までの間、少し大きめの声で『面白かったね』と言ってお帰りください(笑)」(木南)、「この映画で一番驚いたのは、金子修介の作りのすばらしさですね。すごかったです。皆さん堪能してください」(ミッキー・カーチス)、「この映画は、とても奥深い大人な映画だなと感じました。『人生って美しいものだな』と見て感じましたので、そんなところが皆さんに届いてくれればと思います」(中村ゆり)とそれぞれアピールした。