宮部みゆきが望んだキャスティング！小泉孝太郎主演の本格ミステリー

TBS系7月期の月曜ミステリーシアター枠(毎週月曜夜8:00～8:54)で、一味違う本格派ミステリーが登場する。タイトルは「名もなき毒」。ミステリーの女王・宮部みゆき原作の杉村三郎シリーズ「誰か somebody」「名もなき毒」を原作にした連続ドラマだ。

杉村三郎シリーズは、宮部みゆきが人間の心の陥穽(かんせい)を圧倒的な筆致で描ききった作品。2007年、「名もなき毒」は第41回吉川英治賞を受賞した。

主演はTBSゴールデン連続ドラマでは初、ゴールデン帯の連続ドラマでは2009年以来の主演となる小泉孝太郎。宮部みゆきが主人公の杉村三郎役に最も近いとイメージしたキャスティングが実現した。

小泉が演じるのは、巨大コンツェルンのお嬢様と“逆玉”婚した杉村三郎。杉村は義父が会長を務める今多コンツェルンの広報室で社内報の編集をしている。会長から依頼を受けたことから、ある事件に関わることとなる。愛妻家で子煩悩、ごく平凡なサラリーマンである杉村がさまざまな事件に巻き込まれる。この物語で鍵となるのは、人間誰しもが少なからず持っている心の「毒」。新ドラマ「名もなき毒」は杉村が触れ合う数々の人間ドラマを通して、さまざまな謎が解明されていく。　

小泉孝太郎は主演と務めるにあたり「素直にうれしいです。原作を読んでみて、通常は自分と違う役柄を演じることにアレルギーを感じることもあるのですが、今回は自分でもびっくりするくらい杉村三郎を演じるうえでアレルギーがないので、素のままで演じていきたいです。明日からでもクランクインしたいくらいです。ドラマを観終わった後に、宮部さん本人や原作のファンの方に、小泉孝太郎は『杉村三郎だったね』と言われるような作品になれば最高です。この作品はミステリーですが、ヒューマンドラマの要素も入っているので、多くの方に共感して観ていただきたいです」とコメントを寄せている。