NHK総合で6月25日(火)から始まるドラマ10「激流~私を憶えていますか?~」(毎週火曜 夜10:00-11:00、NHK総合)の試写会が6月3日、同局内にて行われ、出演者の田中麗奈、桐谷健太、国仲涼子、ともさかりえ、山本耕史が出席した。
本作の原作は、柴田よしきの同名ミステリー。修学旅行中に失踪した15歳の少女から20年後、5人の同級生に謎のメールが届いたことから物語は始まる。5人は再会をき果たしたものの、不可解な事件が次々と襲いかかる。そして5人は転げ落ちる石のように、人生の“激流”にのみ込まれて翻弄されながらも、友情を糧に難局を乗り越えていく。
試写を終え、田中は「群像劇なので自分が出ていないそれぞれの展開が気になり、集まったときにはお互いの興味のあるシーンの話をして盛り上がっています」と撮影中のエピソードを語り、「(田中が演じる圭子が)夫に対して怒りを爆発させることがあるのですが、(圭子は)あまり感情的な人ではなく、大人なので表に出すようなこともないのですが、その分溜まっていた物がちょっとしたきっかけで一気に爆発するんです。そんなところが圭子らしいなと思って演じています」と役の人物像を分析した。
また、ともさかは「5人それぞれの経験値を押し付けあうのではなく柔らかく持ち寄って、みんなで共有してやっています。変になれ合うわけでもなく、距離を置くわけでもな…なかなかない温度感の現場だなと思いますよ」と現場の雰囲気を明かすと、山本も「昔は俳優同士どこかとがっていて譲っちゃいけない部分が強かったんですが、自分も落ち着いた年代になり、言っている言葉の意味だったり、愛を感じることができるようになったことで、自分も愛を持って(芝居について)話せるようになりました」と続けた。
最後に田中は「私たち自身もドラマの展開を楽しみにやっています。“激流”ということで、展開がどんどん流れていきますので、最後まで追いかけていただければうれしいです」と締めくくった。
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