妻夫木聡がラジオドラマに初めて挑戦することが分かった。映画プロデューサー・川村元気の同名ベストセラー小説「世界から猫が消えたなら」がラジオドラマ化され、妻夫木が主演を務める。放送は7月20日(土)夜10時からNHK-FM「FMシアター」にて。
妻夫木演じる“僕”は地方都市で郵便配達員として働く30歳。ある日突然、余命わずかであることを宣告される。“僕”が絶望的な気分で家に帰ってくると、自分と全く同じ姿をした男が待っていた。その男は自分が“悪魔”だと言い、「世界から何か1つを消すごとに、あなたの命を1日延ばしてあげましょう」を持ちかけてくる。“僕”は何かが失われていく世界の中で、初めてそのモノの意味や価値を感じる。
妻夫木は“僕”の他、“悪魔”の2役を演じる。「長く続いている伝統ある番組なので、どこまでできるか分かりませんが、聴いてもらう方にも、原作の良さをなくさないよう、作品の情景が浮かぶように表現できたらと思います」とコメントした。
ディレクターの倉崎憲氏は「原作に出合ったのはことし1月。読み終えた瞬間、主人公の“僕”役に妻夫木聡さんが真っ先に頭に浮かびました。映画でもテレビドラマでもCMでも舞台でもできないことを、妻夫木さんとやってみたいと思いました。さらに今回、妻夫木さんには“僕”と“悪魔”の2役に挑戦してもらいます。ヒロイン役には貫地谷しほりさん。妻夫木聡さんラジオドラマ初挑戦、ご期待下さい」と意気込みを語った。
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