6月16日(日)放送の日曜劇場「空飛ぶ広報室」(TBS系)の第10話で、劇中劇に登場する桐谷健太が航空自衛隊のアクロバット飛行専門チーム・ブルーインパルスのパフォーマンスに挑戦することが分かった。桐谷は、ドラマで宣伝のためにバラエティー番組に出演することになった大人気俳優・キリー役。キリーが綾野剛演じる空井に「自分の夢であるブルーインパルスに乗せて欲しい」と懇願し、搭乗が実現するという設定だ。
空のドルフィンと呼ばれるブルーインパルスは青と白にカラーリングされた機体で、6機が大空で驚異のパフォーマンスを次々と披露。そのアクロバティックな様子は、空のサーカスともいわれる。また、航空自衛隊で最も神聖な航空機ともいわれているこのブルーインパルスに乗った俳優やタレントは、3年前に木村拓哉が「さんタク」('10年、フジ系)の企画で搭乗して以来2人目だという。
桐谷は事前に埼玉・入間基地でチャンバー訓練(低圧訓練を含む航空生理学実習)を受講したそうだが、「ブルーインパルス自体を見ることが初めてでしたし、あっという間に乗ることが決まったので、訓練の内容も詳しく聞かないうちにチャンバー訓練を受け、気が付いたらきょうになっていました(笑)。人生で1回経験できるかできないかのことですし、自分の感覚も変わると思うのですごく楽しみです」と頬を紅潮させながら話した。
そして撮影当日、宮城・松島基地にてT-4 ブルーインパルスの4番機に搭乗した桐谷は、雲一つない青空へテイクオフ。ファインブレイク、チェンジ・オーバー・ターン、レイン・フォールなど28科目の華麗なパフォーマンスを披露し、約35分間のアクロバット飛行を終えて帰還した。
興奮覚めやらぬ桐谷は、開口一番「地球は丸かった! 海が壁になっていました!!」とガッツポーズ。ブルーインパルスの隊員やスタッフが歓声を上げて迎える中「最大6Gの重力がかかり、周りが黒くなっていく体験をしました。重力で血液が下がっていく感じと、その後背面飛行で血液が戻ってくる感じ…本当にすごい経験になりました!」と感動しきりだった。
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