深夜の人気バラエティー「ゴッドタン」(テレビ東京)の人気コーナーが映画化された「ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE」の公開記念前夜祭が都内で行われ、劇団ひとり、おぎやはぎ、バナナマン、葵つかさ、紗倉まな、京本政樹、佐久間宣行監督が登場した。
同作はセクシーアイドルたちに誘惑されながら芸人たちがアドリブで芝居をし、キスを我慢し続けるという同番組の人気企画「キス我慢選手権」を映画化したもの。主演の劇団ひとりは“24時間キスを我慢し続けること”、設定は記憶を失った元暗殺者“砂漠の死神”という条件の下、完全にアドリブで演技を行った。
浴衣姿で登場した劇団ひとりは「『ゴッドタン』という番組はみなさんご存じの通り、それなりに低視聴率番組でございまして(笑)、決して映画なんてできる身分じゃないんですけど、こうやって足を運んでくださる皆さんのおかげでやってこられているなと思います。来られなかった人がきっと後悔するような素晴らしい作品になっているので最後までお楽しみください!」とコメント。また、モニタリングルームで劇団ひとりを見守っていたおぎやはぎ・小木博明が「劇団ひとりをはじめ、皆さんすごいんですけど、なによりすごいのはモニタリングルームっていう場所を設けているのに、それが邪魔にならずにすごくいいっていう。(本作を)これから映画関係者の方が見ることもあるかと思いますが、何かの映画でモニタリングルームっていうシステムを使いたいなって思ったら、おぎやはぎとバナナマンはいつでも行けますので!」と自分の出演シーンを絶賛すると、相方の矢作兼から「完全に自画自賛ですね(笑)」とツッこまれる一幕も。
さらに、司会の松丸友紀アナからこれまでの人生で実はウソだったけどアドリブで切り抜けた出来事はあるかと聞かれた劇団ひとりは「1週間ぐらい前にスケベなDVDがアマゾンから届いたのですが、注文したことをすっかり忘れていて、嫁(大沢あかね)の目の前で箱を開けちゃったんです。嫁さんに『何それ?』って聞かれて、『レ・ミゼラブル』とか言っちゃうと『見せてっ』て言われるかもしれないから、『ゴルフのDVDだよ』って答えて事なきを得ました」とエピソードを明かし、会場の笑いを誘った。
最後に佐久間監督は「最初の企画を東宝さんとか制作の方々に説明したとき、『撮れない』って言われたんですよ。でも、全部アドリブでやらせていただきたいってお願いをしたらいろいろな方が協力してくれて、一切撮り直しなしの鮮烈な現場が再現できて本当にうれしいです。『えっこれ一発で撮ったの?』っていう奇跡みたいなシーンがたくさんあるので、それを劇団ひとりのアドリブ共々楽しんでいただければと思います」と作品をアピールした。
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