今年10月1日(火)にデビュー5周年を迎えるflumpoolと、中華圏を中心にアジアで絶大な人気を誇るバンド・Maydayの初コラボレーション曲「Belief~春を待つ君へ~」(発売日未定)が、10月12日(土)から公開の映画「おしん」の主題歌に決定した。
「おしん」('83~'84年、NHK総合)といえば連続テレビ小説として一世を風靡した名作だが、その人気は日本にとどまらず、中国、インドネシア、フリピン、ベトナム、エジプト、イランなど世界68の国と地域で共感を呼んだ作品である。不朽の名作の映画化に伴い、中沢敏明プロデューサーは「『おしん』を映画化するに当たり、新たな一面を作り、さまざまな年代から支持される映画にしたいと思いました。テレビドラマの放送から30年の空白を埋め、若い年代から年配の方まで、そして日本人から海外の方まで、幅広く見ていただける映画にするための入り口として、flumpool&Maydayの主題歌が必要でした」と、ビッグバンドのコラボ理由を説明した。
「Belief~春を待つ君へ~」は2つのバンドが生み出すグルービーなサウンドとともに、二人のボーカルの魅力あふれる歌声が広がる壮大なバラードに仕上がっている。冨樫森監督は楽曲に対し、「自分のことを本当に分かってくれる人が一人いる。それがどんなに大きな生きる支えであるか。それが伝わる歌です。劇中のおしんに聞かせて あげたい」と大絶賛。
Maydayは、この映画「おしん」主題歌が初の日本語楽曲で、この曲をきっかけに日本で本格的にデビューが決定している。今秋には初の日本オリジナル版ベストアルバムも予定。今回のコラボレーションに対してボーカルの阿信は、「私たちの母国である台湾でも『おしん』のドラマはとても有名ですが、そんな『おしん』の映画主題歌を担当させていただけることになり、とても光栄です。しかも、flumpoolとコラボレーションで一緒に歌えるという事が、本当に最高な事だと感じています。実は、『おしん』は中国語では“阿信”と表記されます。僕の名前も阿信。こんな共通点もとてもうれしいです。今回の楽曲で、初めて日本語での歌唱に挑戦しました。この曲は歌詞がとても美しく、映画とも共通する、困難に遭遇した時に立ち向かっていく気持ちや姿勢などを教えてくれると思います。僕自身、楽曲の日本語を勉強して、意味を理解した時に心から感動しました。皆さんもこの映画『おしん』を見て、『おしん』の信念が詰まったこの楽曲も好きになってほしいと思います」と喜びの声を寄せた。
一方、flumpoolのボーカル・山村隆太も「映画『おしん』の主題歌を担当させていただくことになり、大変光栄に感じています。しかも僕たちだけではなく、アジア圏で絶大な人気を誇る大先輩のMaydayとコラボレーションさせていただけるということは、僕たちにとって夢のような話でした。このお話をいただき、楽曲を制作するに当たって、まず台本を読ませてもらったのですが、家族を大切にすること、故郷を大切にすること、そして自分自身の為に一生懸命生きていく精神に大きな感銘を受け、その全てがこの楽曲につながったと思っています。ドラマ『おしん』もそうですが、もちろん映画『おしん』も日本だけではなくアジア、そして世界中の方々に見てもらえる作品だと思っています。そんなさまざまな国に住む人たちが、自分の周りの人たちに思いやりを持ち、自分が住む故郷や国を大切にし、さらには自分自身のために一生懸命生きていこうと思えるような力をこの映画は持っていると思いますので、僕らflumpoolとMaydayで歌うこの主題歌を通して、その広がりをさらに大きくし、『映画』と『主題歌』の中に込めたメッセージが世界中の方々に深く届いていくことを強く願っています」と、コラボレーションに対する喜びと、作品に対する強い思いを語った。