大杉漣が告白! 「ダンカンさんだと間違われてサインをしました」

2013/07/24 02:44 配信

ドラマ

第1話「カハタレバナ」に出演する大杉漣(右)と第3話「車窓の向こうの人生」に出演する奥貫薫(左)

NHK BSプレミアムで8月13日(火)から3週にわたって放送する短編ドラマシリーズ「あなたに似た誰か」(毎週火曜夜11.15-11.45)の完成試写会が7月23日に行われ、出演する大杉漣と奥貫薫が出席した。

同作は、写真家・藤原新也の短編小説「コスモスの影にはいつも誰かが隠れている」を原作に、町の片隅で懸命に暮らす人々のミステリーに満ちた人生の一コマを全3話の短編シリーズで描く。第1話「カハタレバナ」では、久しぶりに母の墓参りをした武藤(大杉)が墓前に白い山桜を見つける。誰が供えたものかと思案する武藤だが、易者の倉本(笠野高史)から「誰が手向けたか分からない不思議な花」=“カハタレバナ”だと教えられるといったストーリー。

その「カハタレバナ」で主人公・武藤崇を演じた大杉は、「僕自身、藤原さんの作品を読ませていただいていて、いつか機会があれば出演させていただければと考えていたので、こうやって実現できてうれしく思っています」と喜びの表情を見せた。一方、ドラマのタイトルである“あなたに似た誰か”にちなみ、お笑い芸人のダンカンと間違われてダンカンの名前でサインをしたことがあるというエピソードも明かし、取材陣の笑いを誘う場面も。

また、NHK総合で'12年6月に放送された「永遠の泉」に続き、藤原新也原作ドラマに二回目の出演となる奥貫は「(藤原新也原作ドラマの)独特な浮遊感がとても好きです。現場でも物語の中を漂うような気持ちで過ごさせていただきました」と感想を述べた。さらに、第3話「車窓の向こうの人生」で、主人公・山折幹夫(宅間孝行)の妻・真琴を演じて「その時の気持ちや感じたことを一番大切に演じました」と振り返り、嫁としゅうとめの関係で共演した泉ピン子については「アドバイスもいただきましたし、とても勉強になりました。でも休憩中に泉さんと宅間さんがすごく仲良くしていてその疎外感は感じました(笑)。宅間さんだけ泉さんに『今度おうちに遊びにいらっしゃい』と招かれていたので、いいなぁと思っていました(笑)」と撮影時の様子を明かした。

最後に大杉は「ドラマの中にはものすごく特別な人間が出てくる訳ではないですが、そこに人が“居る”とか“在る”ということを意識して、現場で過ごしたという思い出がありました。そこが見ているみなさんに伝われば良いなと思います」と作品をアピールした。