「実はこんなことがあったんだ!」西田敏行がかつて共演した夏目雅子の知らなかった一面を発見!!

2013/08/12 22:26 配信

ドラマ

「いねむり先生」の会見に登場した(左から)伊集院静、西田敏行、藤原竜也、源孝志

9月15日(日)にテレビ朝日系で放送される「いねむり先生」の記者会見が8月11日に行われ、主演の藤原竜也、西田敏行、監督の源孝志、ゲストとして原作者の伊集院静が登場した。

「いねむり先生」は、最愛の妻であり、27歳で夭逝した女優・夏目雅子を失った伊集院静の自伝的小説をドラマ化したもの。サブローは妻を亡くした苦しみから、ギャンブルとアルコールに依存し、幻覚や幻聴にも悩まされる。そんな時、サブローは知人の紹介で、直木賞作家でギャンブルの神様と呼ばれる“いねむり先生”と出会う。先生もまた、チャーミングな人柄で男女問わず多くの人に慕われていたが、突然睡魔に襲われる“ナルコレプシー”病を抱え、幻覚にも悩まされた。二人は20歳以上も年齢が離れているにもかかわらず、奇妙な共感と愛着で結ばれ、旅をしながらギャンブルをする“旅打ち”を通して、互いに癒され、救われていくというストーリーとなっている。

まず、サブローを演じた藤原が「監督と2度目の仕事を組む事の喜びがあり、運よく良い作品に出会わせていただいた喜びを感じています。小さいころから大好きな西田さんとも組めて、常に一緒に行動させていただいて、この空気が心を揺さぶってくれました」と感想を語った。

また、“いねむり先生”を演じた西田は、登場人物や共演者とほとんど会った事があることを明かし、「藤原さんとはいつかご一緒したいなぁと思っていた俳優さんの一人で、この才能はゆっくり自分の中で味わいたいなぁと思っていました。作品にも自分の縁のある方々が登場してうれしくなってしまいました。特に“マサコ”のモデルになった夏目雅子さんとは夏目さんが恋をしている時に共演させていただいていたので、今回作品を通して、『実は伊集院さんとこんな事があったんだ』と知ることもありました」と撮影を振り返った。続けて西田は、黒上(モデルは黒鉄ヒロシ)を演じた阿部サダヲについて「あーあるある、こういうところあると、感じを掴んでいるなと思いましたし、俺が良いなぁと思う俳優はみんな良いなぁと思いましたね」と喜びを表していた。

完成した映像を見た伊集院は「切ないところがあったのは事実です。だいぶ昔の事なのに昨日の事のように感じました。彼女のファンは多いので心揺さぶられる所があると思います」と答えたのに加え、「最初のシーンで西田さんが出たところは、本当に先生と出会った時の設定で、心が震えるようでした」と驚いていた。

さらに会場から“旅打ち”ロケのエピソードについて質問が出ると、藤原は「個人的には大きいレースだと競馬とかやったりするので、西田さんを誘ったら、西田さんは当たって、僕は外れたんですよね」と暴露。すると、西田は「ちょっと参加する程度で、名前の“敏行”で10番と4番っていう買い方したら的中したんですよ」と笑いを誘っていた。

最後に源は「小説、脚本、撮影と3回この作品に出合い、伊集院さんがご自分の若い時の事を単に自伝的に書いたのではなくて、伊集院さんがかつての“いねむり先生”のお年になられて、自分よりも年下の若い大人の男性に向けたメッセージになっていると思ってこの作品をつくりました」と魅力を語った。