時空を超えたラブストーリーで木村拓哉×柴咲コウの再共演が実現!

2013/08/15 13:48 配信

ドラマ

TBSでは10月期の日曜劇場で、時空を越えた究極のラブストーリー「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」を放送することが決定した。主演は、木村拓哉。総理大臣、パイロット、レーサー、財閥専務、検察官、脳科学者、南極越冬隊員などにふんしてきた木村拓哉が今回演じるのは、100年先の未来から大切な人を守るために現代に送り込まれたアンドロイド・安堂ロイドと、天才物理学者・沫嶋黎士(まつしま・れいじ)の2役。黎士の婚約者で、ロイドが命をかけて守り抜くヒロイン・安堂麻陽(あんどう・あさひ)役には柴咲コウが決定。木村と柴咲のドラマ共演は、'03年の日曜劇場「GOOD LUCK!!」以来となる。

オリジナルとなる本作は、コンセプト/設定協力に人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明、鶴巻和哉、前田真宏を迎え、脚本は「SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」シリーズの西荻弓絵が担当。演出は「SP THE MOTION PICTURE『野望篇』『革命篇』」('10、'11年)の波多野貴文、「劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL」(9月14日公開)の木村ひさしらが手掛ける。

2013年のある日、天才物理学者・沫嶋黎士(木村)が殺された。黎士はさえない風貌ながらその世界では名の知られている大学教授で、ワームホール理論の最先端の研究者だった。ワームホールとは、時空構造の位相幾何学として考えうる構造の一つで、時空のある一点から別の離れた一点へと直結する空間領域でトンネルのような抜け道のこと。その研究が原因で殺されたのかは謎だが、彼には最愛の婚約者・安堂麻陽(柴咲)がいた。大手IT会社に勤める麻陽は、美人で頭も切れ、会社でもやり手と認められていたが、変わり者で天才の黎士と運命的な出会いをして恋に落ち、愛する人との満ち足りた日々を送っていた。だが、そんな彼女に“最愛の人の死”という不幸が突如襲い掛かり、さらには彼女自身も理由の判らぬまま正体不明の相手から命を狙われる身となる。最愛の人を失った喪失感でぼうぜんとなった麻陽の前に、死んだ黎士とそっくりの容姿をした謎の男・ロイド(木村・2役)が、机の引き出しの中から現れる――!

ロイドの唯一の使命は、麻陽をあらゆる危険から命をかけて守ること。ロイドは麻陽の平穏を守るため、麻陽に気づかれないまま戦いに出て、そして傷ついて帰ってくる。「力のない正義は無意味」が彼の哲学。だから自分の大切な人を守るためなら実力行使も当然だが、一方で「愛」という言葉を知らず、人間の怒りや悲しみも理解できない。最初はロイドに嫌悪感を示す麻陽だったが、彼自体の悲しい存在に気づきはじめ、徐々に心を寄せていくようになり、ロイドも麻陽をガードしながら生活するうちに、彼の中に“感情”が芽生えていく。

主演を務める木村拓哉は「今回の作品は、僕自身としても、新しい挑戦になると思います。現在と100年後という時空を越えた世界、その設定にもワクワクしますし、100年先から送り込まれてきた『ロイド』が現代でどう生き、どう変わっていくのか、『安堂ロイド』という男を現場でスタッフ・キャストと一緒にしっかり作り上げていきたいと思います」と意欲を見せる。また、「愛は時空を越えられるのか…そんなラブストーリーの相手が柴咲さんで心強いです。現場をおもいっきり楽しみたいですし、見ていただいた皆さんにも、楽しんでいただきたいと思いますと」とアピールした。

一方、柴咲コウは「今回のドラマは出演者全てが見どころとなるような設定。それをけん引してゆくことになる木村さんをサポートできるように集中したい」と意気込みを。木村との共演については「過去のいたらなかった自分を進化させ、今できることを惜しみなく体現できたらと思います。とにかく、麻陽にとっても私にとってもヒーローである木村さんには気持ちよくロイドを演じてもらえるよう尽力します」と語っている。

プロデューサーの植田博樹は「いつか木村拓哉さんで、映画『レオン』('94年)みたいなキャラクターのラブストーリーができないかと考えていました。寡黙で不器用で、誰にも言えない過去がある男が、守るべき誰かと出会って生きていく意味を見出していく。それを現代の日本でどう成立させるか。いろいろ練りこんで、『新世紀エヴァンゲリオン』を手掛けた庵野秀明さんや鶴巻和哉さんからアイデアをいただきました。まごうことなきラブストーリーにしていきたいです。もちろん、てっぺんを狙います。それが期待されていることだと思うし。てっぺんの意味はいろいろですし、その全てでもあります」と力強いコメントを寄せている。