フジテレビでは、水木しげるの妖怪物語を昭和の世界観で実写映像化した「水木しげるのゲゲゲの怪談」を8月31日(土)に放送する。本作は、全4編から成るオムニバスドドラマで、「砂かけばばあ」「不死鳥を飼う男」「妖怪枕返し」「永仁の壺」と水木しげるの代表的作品をさまざまな特撮技術や妖怪衣装などを駆使して映像化した。
「砂かけばばあ」では、林遣都とLiLiCoがW主演。昭和の大スターを彷彿とさせる俳優・山谷の顔は以前ブサイクだったのだが、ある日砂かけばばあに会いに行き、絶世の美男子に生まれ変わる。ところが、見返りとしてある約束をさせられていた。“美男子”山谷を演じるのは、林遣都。一方、“ブサイク”山谷を演じるのはお笑いコンビ、キングオブコメディの今野浩喜。さらに、本格的なドラマ出演が初めてというLiLiCoが“砂かけばばあ”を怪演する!
「不死鳥を飼う男」では、ピースの又吉直樹がドラマ初主演を飾る。又吉は、全く売れないミステリー作家、落葉役。ある日、落葉の自宅に下宿させてほしい、と大金を払ってきた謎の男(佐野史郎)は大きな鳥かごを持っていた。男から落葉は「絶対に見てはならない」と言われていたが、どうしても鳥かごの中身を見たい衝動に駆られる。
「妖怪枕返し」では、争いごとが嫌いで全く欲のない会社員・山田を濱田岳が演じる。自分が勤める会社の社長令嬢・麗華(トリンドル玲奈)と付き合っている山田は、会社での派閥争いに巻き込まれていく。そんなある日、妖怪枕返しが現れて山田の人生が変わっていく。
「永仁の壺」は、愛息の余命が短いと医師に宣告された母親が、別居中の夫から、病が治る生命の水が湧き出る壺“永仁の壺”があるという言い伝えを聞き、壺を見つける旅に出るという物語。息子を愛するがゆえ、脇目もふらず壺を探す母親役を倉科カナ、その夫で考古学を生業にしている男を山本裕典が演じる。
なお、本作のナビゲーター役に、ゲゲゲワールドではおなじみの猫娘と目玉のおやじも登場する。以下、各作品の主演のコメントを紹介。
「砂かけばばあ」W主演・林遣都:いろんな見どころ要素が含まれているので、捉え方・楽しみ方は人それぞれだと思いますが、こういった作品こそが子供から大人まで楽しめるものなんじゃないかなと思っています。ぜひご家族で「ゲゲゲの怪談」を!
「砂かけばばあ」W主演・LiLiCo:「砂かけばばあ」は、共感できる話だと思います。一生懸命に他人を助けようとしてもだまされてしまう切ない彼女を見て、一緒に切なくなったり、一緒に怒ったり、こういう男いるよね、って思ったり。反対に林遣都くんが演じる男も現実にいそうですし・・・。日本で育っていないので、皆さんが”砂かけばばあ”をどう思っているのかあまり良く分からないですが、きっと砂かけばばあの新しい一面をお見せできると思います。
「妖怪枕返し」主演・濱田岳:ファンタジーではあるのですが、どこかハッとさせられる、水木先生の世界観を大切に残してある作品たちです。たくさんの方に、幅広く見ていただけると、僕らをはじめ、妖怪たちも喜びます。いろんな意味で(笑)。
「不死鳥を飼う男」主演・又吉直樹:水木しげる先生のユーモアと不思議な世界は、子供のころから、そして大人になってからも僕を夢中にさせてくれます。妖怪ってなぜこんなにもドキドキさせてくれるのでしょう。そして、その妖怪と関わることで引き出される人間の面白さに注目してください。そして、ドラマ初主演の僕を孫を見る時のような優しいまなざしでぜひ見てください。なにより純粋に楽しんでいただける作品だと思います。
「永仁の壺」主演・倉科カナ:この作品はただ怖いお話と言うだけではなく、深い愛にあふれたお話になっています。もしかしたら、子供以上に親になった大人の方には共感し、楽しんでもらえるんじゃないかと思っています。
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