三木聡脚本・監督の新ドラで中丸雄一が2つのキャラを演じ分ける

2013/08/23 21:09 配信

ドラマ

TBSでは10月21日(月)から、ドラマNEO「変身インタビュアーの憂鬱」(毎週月曜 深夜0:28-1:07)を放送する。天才トリック作家から爽やかなインタビュアーに変身して事件を追う主人公・白川次郎に中丸雄一、コンビを組む美人編集者のヒロイン・下日山(かひやま)に木村文乃がふんする。本作は“時効警察”シリーズの三木聡の脚本・監督によるオリジナル作で、エッジの効いた、ダークで捻じれた“迷宮型”コメディーミステリー。書けない推理作家と編集者が、閉ざされた町で起きた怪奇な殺人事件に立ち向かう。

白川は記念すべき100作目の作品に挑むがトリックが浮かばず、ネットで見つけた「チューリップ殺人事件」に目を留める。迷宮入りした猟奇殺人事件に興味を抱いた白川は爽やかなインタビュアー・青沼霧生(あおぬまきりお)に変身し、下日山と事件のあった町・消ノ原町(けしのはらまち)に向かう。中丸雄一が怪しい天才トリック作家と爽やかなインタビュアーというギャップのあるキャラクターを演じ分けるのが本作の見どころのひとつになっている。

また、総勢30人にも及ぶ濃厚なキャラクター設定とキャスティングは、三木ワールドならでは。青沼と下日山が滞在する旅館のおかみと番頭に、ふせえりと松尾スズキ。そこに現れる出版社の編集長に、岩松了。事件のキーパーソンとなるパワーヒラリスト黒曲(くろまがり)に、松重豊。ひとクセもふたクセもある消ノ原町の住人たちに、光石研、村杉蝉之介、眞島秀和、少路勇介、三島ゆたか、ペ・ジョンミョン、町田マリー、森下能幸。事件の深い謎に関わる美しき女性たちに、中村優子、工藤綾乃、廣井ゆう。さらに、手塚とおる、玄覺悠子、小林きな子、外波山文明、森田ガンツ、山田真歩、三浦透子、萩原利久、上間美緒、播田美保、成瀬労ほか演技派・個性派が続々と登場する。

三木聡は「何を考えているのかわからない中丸雄一さんと、何か考えているのかと思うとそうでもない木村文乃さんと『変身インタビュアーの憂鬱』という奇妙なドラマをつくることになりました。さむい白川次郎から爽やかな青沼霧生への変身。中丸さんの変身ぶりに思わずほくそ笑みが。『俺俺』亀梨(和也)さんに続いての暴走。豪華すぎるキャスト。チューリップ状にされた美女の遺体。深まる謎と飛び交う小ネタ。何の反省もなく好き勝手やらせてもらってます」と自由奔放な発言を。

主演の中丸雄一は「今回、変身して2つのキャラクターを演じ分けますが、ポイントは『老けメーク』。毎回1時間以上かけて特殊メークとカツラで“天才トリック作家”になります。といってもこちらが元の役で、素の僕に近い姿は変身後というちょっと変わった設定です。放送は月曜日で、週始まりの皆さんの憂鬱な気分を和らげることができる作品にしたいです」とコメントを寄せている。

中丸の変身ぶりに木村は「ちょっと手を加えるだけで人の顔って変わるんだなあと実感しました。私のセリフで、『(カッコいい)青沼のままでいいんじゃないですか?』というのがあるのですが、私自身もそう言ってしまいそうでした」と驚いていた。

 

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