毎週金曜に放送中の国民的アニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系)と、同局系の人気特番「無人島0円生活」のコラボが実現。「ドラえもん」の世界に“元祖サバイバル芸人”よゐこが2人そろって登場し、濱口優は決めぜりふの「獲ったどーっ!!」の雄たけびを披露した。今回のコラボについて、濱口は「めちゃめちゃうれしいです! 小さい頃から見ていた『ドラえもん』の世界に自分がいるなんて夢のようですね! それに『いきなり!黄金伝説。』で描かれている似顔絵より、すごくかわいかった!!」と興奮気味に感想を語った。
よゐこが出演するのは8月30日(金)放送の「のび太の夏祭り大作戦!」。楽しみにしていた夏祭りが雨で中止になり、ガッカリしているのび太のために、ドラえもんは小さなお祭り会場を作ることができる“夏祭りキット”というひみつ道具を取り出す。このキットで屋台ややぐらを作ったあと、みんなで“ガリバートンネル”を通って小さくなれば、本格的なお祭りが楽しめるという。そこで、のび太たちは神社の縁の下に、小さな小さな夏祭り会場を設置。クラスメートたちを呼んで子供だけの秘密の夏祭りを楽しんでもらおうとするが…というストーリー。
そんな夏休みにピッタリの作品によゐこは本人役で出演。しかし、物語の舞台が“子供たちだけの夏祭り”という設定のため、屋台を出す“小学生”の濱口と有野晋哉として登場する。2人は「へーい、いらっしゃい!」「この魚、無人島で“獲ったどーっ!!”」などと、前を通りかかったのび太としずかに呼びかけるという役柄。子供たちにも絶大な人気を誇るよゐこの登場にはファンならずとも楽しめそう。
アフレコ当日「無人島0円生活」でおなじみの服装(濱口=エプロン&タオルはちまき、有野=赤い長そでシャツ&白のポロシャツ)でスタジオに乗り込んできた2人。濱口はこれまで幾多の魚を突いてきた愛用のモリを持ってスタジオ入りする気合の入れようで、番組に懸ける意気込みが感じられた。音響監督からの「お客さんに売り込むべく、元気な声で!」というオーダーを受け、意気揚々とマイクの前に立った2人は互いの呼吸もばっちり。濱口の「獲ったどーっ!」も完璧に決まり、スムーズにアフレコは終了した。2人は「『ドラえもん』の世界に入ったな!」と大満足の笑みを浮かべてスタジオを後にした。
前日、後輩芸人たちからのカラオケの誘いを断って喉をいたわったという濱口は「小さい頃から見ていた『ドラえもん』の世界に自分がいるなんて夢のよう。かわいく描いてくれてうれしい!」と大喜び。よゐこは『クレヨンしんちゃん』などのアニメや実写映画で2人そろって声優に挑戦した経験があるが、有野は'07年4月に放送された「アメトーーク!」の“ドラえもん芸人”の回で行われた“ひみつ道具クイズ”で優勝し、そのご褒美として同年7月13日放送の「人気スターが真っ黒け」に本人役でゲスト出演したこともある。そんな有野は「『ドラえもん』出演は2度目ですが、今回はかわいい子どもの顔で描かれていて、ありがたかった。娘たちには、自分が出ていることは言わずに見せようと思います。『今のパパ?』って聞かれたら『うん、まぁな~♪』って自慢してみようと思います」と、ご満悦な様子だった。
今回のコラボレーションに当たり「ドラえもん」制作スタッフは、「無人島0円生活」を大研究。2人の服装も過去の同番組と同じものを採用したほか、よゐこが開く屋台は、かつて有野が流木などで作った移動式の家“優の動く城”('10年11月23日放送の『無人島0円生活』に登場)の資料を参考にデザイン。今回のように「ドラえもん」でバラエティー番組の世界観が再現されることは異例のこと。“無人島0円生活ワールド”が「ドラえもん」の中でどう描かれているのか注目が集まる。スタッフの熱意を知った濱口は「こんなに細かく描いてくれたんか! ありがとうございます!!」と大感激。無人島で家造りを担当してきた有野も「屋台はボクが作るのよりきれいや!! デキがいい!」と感心していた。さらに2人は「ドラえもんに無人島に来てほしい!」と“逆コラボ”を熱望。有野は「ドラえもんが来てくれはったら便利やで! “キャンプ・セット”と“とりよせバッグ”を出してもらえたら完璧や」とドラえもん側に猛アピール。一方、濱口は「オレは “どこでもドア”で、サッと家に帰って、また無人島に戻ってきたいなあ。あと、ドラえもんのポケットに手を入れて、“獲ったどーっ!”って、ひみつ道具を出してみたい」と、野望を明かした。
テレビ朝日の中世古裕美プロデューサーは「今回、夏休み最後の放送ということもあり、子供たちにも親しみがあり、そして数々の無人島を“冒険”、0円生活に“チャレンジ”してきたよゐこのお2人にご出演いただき『ドラえもん』を通して、子供達を応援していただきたいと考えました。『ドラえもん』でのお2人の登場シーンにもご注目いただき、夏休みのフィナーレを迎える子供たちに楽しんでもらえたらと思っています」とアピールした。
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