「今、目標を失いかけている…」ピース・又吉が念願のエッセー本を出版し、燃え尽きる!?

2013/08/28 14:28 配信

芸能一般

ピース・又吉直樹が100編から成る自伝的エッセー「東京百景」を発売

ピース・又吉直樹が「東京百景」(ヨシモトブックス刊)の発売記念トークイベントを都内で開催し、イベント前に報道陣の囲み取材に応じた。

「東京百景」は又吉が上京してからの約15年間のいろいろな思い出と東京の街の風景を一緒につづった100編から成るエッセーで、'09年9月から雑誌「マンスリーよしもとPLUS」で連載していたものに、約50編近くもの書き下ろしを加えた初の単独単行本となる。又吉は、同書の刊行について「うれしいです」と率直に喜びを語り、「(同書のタイトルのもととなった)「東京八景」を太宰(治)が32歳のときに書いていまして、(自身も)32歳までに書きたいと思っていました…今はもう33歳になってしまったんですけど(笑)。33歳の誕生日前までに書き上げたと思っています!」と出版にあたっての裏話を明かした。記者から、この本をどういう人に読んでよんでもらいたいかを質問されると、「(相方の)綾部(祐二)さんは、本当に読んでほしい! 一番読んで感想を聞いてみたい人なんですけど、(綾部は)本当に本を読むのが苦手で、領収書がギリやと。今回の文字数だと厳しいかもしれないです」と綾部の驚きの(!?)読書力を暴露するも、「でも、その割にはよく女の子とメールしているんですよね…。だから(「東京百景」も)読んでいただきたいです!」と猛アピールした。

また、思い出深い街について聞かれると、「三鷹や吉祥寺ですね。最初の頃に住んでいた街で、そこをずっとうろうろしていたので、小っさい道まで把握できている。(三鷹に住んでいたときに)近所の広場で、餅つき大会をやっていて楽しそうだったんですけど、僕のところには地域の回覧・お知らせとか一切回ってきてなかった」といかにも又吉らしいエピソードを披露し、会場の笑いを誘った。

そして、次回作について聞かれると、「『東京百景』を書くことをずっと目標にやってきたので、今、ちょっと目標を失いかけている…。オリンピック後まもない選手みたいな発言をしてしまいましたが(笑)、必ず新しい目標を見つける。走り続けたいです!」と今回の出版に向け全力を注いできた反動か少しだけ疲労をうかがわせる発言をするも、「次は、相方をもう一度見つめ直して『綾部百景』を書いてみたいですね」とおどけて次回作(!?)のタイトルを発表した。

最後に「笑える話もあれば、ちょっと真面目に書き過ぎてるんじゃないかっていう話もあるんですけど、笑いながら読んでいただければと思います。『東京百景』を本を好きじゃない方にもぜひ読んでいただければと思います。よろしくお願いいたします」と締めくくった。