10月スタートの月9「海の上の診療所」(フジテレビ系)は、実在する“海渡る病院船・済生丸”をモチーフに、病院船で共同生活をしながら、瀬戸内海の離島を巡る医師や看護師たちの物語を、訪れる島々にまつわるエピソードとともに描く。
瀬戸内海を巡る病院船「海診丸」にひょんなことから乗り込んだ若手医師・瀬崎航太。航太は優秀な医師でありながら、唯一の欠点は女性に惚れっぽいところ。島でマドンナに恋をし、マドンナの抱えている医療問題を解決するために彼は奔走する。しかしさまざまな人々を巻き込んだドタバタ劇の果てに彼はマドンナにフラれてしまい、涙を流しながら次の島へ…。あっちの島で恋に落ちてはこっちの島で愛に散る…「1話=1島=1マドンナ」という基本パターンでドラマは展開していく。
主人公の瀬崎航太を演じるのは、松田翔太。月9初主演になる彼が演じるのは、訪れる島々で恋をしてはフラれるという医師というトホホな役どころ。一方で、窮地にある患者に対してはスーパードクターぶりを発揮する。このギャップある愛すべきキャラクターを演じる松田は「三枚目の医者というファニーな役どころなので、本当に楽しみです。離島での撮影ということもあって、キャストとスタッフの皆で家族のようになれたらいいな、と思います。温かいドラマになること間違いなしなので、これから秋を迎える10月クールは、月9を楽しみにしていただきたいと思います」とコメントを寄せている。
航太のパートナーになる看護師・戸神眞子を、月9初ヒロインになる武井咲が演じる。眞子は筋が通っていないことは大嫌いという性格のため、一見いい加減にしか見えない航太にイラついて仕方がない。初めて海診丸に乗船してきた航太を不審者と勘違いし、バスタオル一枚という姿だったにもかかわらず航太に飛びげりをくらわすほどの荒っぽさも兼ね備えているため、海診丸のメンバー内ではレディース上がりといううわさがあるという。ちょっとコワモテなヒロインを演じる武井は「筋の通らない曲がったことが大嫌いな看護師の役で、今までにやったことのないキャラクターなのでわくわくしています。航太とのやりとりや、2人の関係がどのように変化していくのか、まだ見ぬ先々の展開がとても楽しみです。瀬戸内海の美しい島々でのロケも楽しみです」と語っている。
ちなみに島、医者、フジテレビのドラマとくると「Dr.コトー診療所」('03、'06年)を連想させるが、ドラマ内でも松田演じる航太は「Dr.コトー」の大ファンという設定が組み込まれており、自らのことを時に「Dr.コータです」と名乗ったりもする。「海の上の診療所」の演出を担当するのは「Dr.コトー」の演出も手掛けた中江功。中江は松田が出演していた月9「薔薇のない花屋」('08年)の演出も手掛けている。
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