国民的キャラクター・ドラえもんが誕生したのは2112年9月3日。そこで、9月13日(金)には毎年恒例の「ドラえもん誕生日スペシャル」(テレビ朝日系)が放送される。ことしは原作者である藤子・F・不二雄氏の生誕80周年ということもあり、同氏が生み出したヒーロー・パーマンの出演も決定。国民的キャラクター同士の夢の共演が実現する。
今回の“誕生日SP”では、ドラえもんが夜になるとひょう変する(?)という衝撃的なストーリー「真夜中の巨大ドラたぬき」を放送。物語はドラえもんがひょんなことから“宇宙害獣・モング”を食べてしまったところから始まる。モングは寄生した人が眠っているときに体を自由にコントロールし、周囲の物を食べ尽くし、やがては星を覆うほど巨大化してしまう厄介な存在。そのため、ドラえもんはみんなが寝静まった夜、街中の食べものを食い荒らす…という奇妙な行動を繰り返すように。その宇宙害獣・モングを追いかけて地球にやって来た宇宙警察の少女・ニーナは、地球のテレビで放送されているアニメ「パーマン」の大ファンであり、同じく「パーマン」が大好きなのび太と意気投合。のび太とニーナは、巨大化したドラえもんの暴走を止めるべく立ち上がる。
ゲストキャラクターである宇宙警察の少女・ニーナの声を担当するのは人気声優の坂本真綾。声優としてだけでなく、歌手やミュージカル女優としても活躍し、'12年には主演ミュージカルでの好演により「第38回菊田一夫演劇賞」の演劇賞を受賞した実力派。人気実力ともに兼ね備えたトップ声優の一人とも言える坂本が満を持して「ドラえもん」に初出演する。マイペースだけど責任感は人一倍強く“宇宙の平和のために”を合言葉に任務を全うしようとするニーナを快活に演じている。
また、今回の誕生日SPでは、テレビ朝日の朝の情報番組「やじうまテレビ!~マルごと生活情報局~」のMCである坪井直樹アナウンサーと松尾由美子アナウンサーも声優として参加。坪井アナが演じるのは、宇宙害獣・モングを追いかける“宇宙警察の隊長”で、松尾アナは“パーマンに助けてもらう少女”と“ある男性”の2役を演じる。出演が決まり、坪井アナは「私がテレビ朝日に入社した理由は『ドラえもん』を放送しているから、と言っても過言ではないくらい、幼い頃から親しんできた作品なので『ついにこの日が来たか!』と夢のような気持ちでした」と、大喜び。アフレコ当日は、小学生時代に買った原作本の第1巻を持参するほどの気合の入れようで、「小学生の息子がいま、これを大切に読んでいるんです。孫にも読んでもらえたら…と大事にしています。息子が家でドラえもんの台本を見つけて『パパ、ドラえもんに出るの? すごい!』と尊敬のまなざしを向けられ、ちょっとドヤ顔でしたね(笑)」と、ニュースで見せる冷静な表情とは180度違うはしゃぎっぷりを見せた。
一方、松尾アナは「もうひたすら『ヤッター!』と思いました。記念すべき誕生日スペシャルでパーマンとも共演できるし、しかもそのパーマンに助けてもらう役だなんて、こんなに幸せなことはないです! パーマンに助けてもらうシーンでは、落ちていくところやキャッチされてホッとしているところを想像して、体を動かしながら演じました。でももう一つの男性役は本当に難しかったです!」とアフレコの感想を明かした。松尾アナが演じた“ある男”は、どこで登場するのか、ストーリーだけでなく声にも注目して見てほしい。
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