NHKの大河ドラマ「八重の桜」に、新島八重(綾瀬はるか)の夫・新島襄(オダギリジョー)の開校する同志社英学校に熊本から転入し、やがてジャーナリストとして活躍する徳富猪一郎役で、中村蒼が9月15日(日)放送の第37回から出演する。その中村が同局で作品への意気込みなどを語った。
大河ドラマ初出演となる中村は「これまでにたくさんの方々によって作られてきた物語に参加できるということがすごくうれしかったです。同時に、『大丈夫かな』という気持ちもありました」と明かす。役どころについては「猪一郎は記者になりたいという自分の気持ちにすごく素直な人です。今の人とは違う情熱を持っていて、未来のために進むべき方向と同時に日本のことを真剣に考えていたと思います。そのようなところに共感できます」と分析。「変に疑問を持たずに、自分のせりふに迷いを持たずに、全てを真っすぐに出していきたいです」と意気込んだ。
共演する綾瀬はるかについて「テレビで見たイメージと変わらずとても明るいです。綾瀬さんがいるだけで現場が明るくなります」と話し、「綾瀬さんやオダギリジョーさんとは一緒にお芝居をさせてもらうことが多いです。お2人と芝居をしているとすごくリラックスできます。猪一郎にとってもこの2人(が演じる新島夫妻)はすごく大きな存在だったんだろうなと感じています」とコメント。また、熊本洋学校から同志社英学校に転校した仲間である『熊本バンド』については「何度か共演した役者さんもいらっしゃるので、結束力はあります。熊本バンドがそろっているときは、僕自身も個人的に楽しいし、その中でも一定の緊張感があるので芝居をするのにいい雰囲気だと思います。こういう空間に役者として立てていることがうれしい」と喜んだ。
最後に「歴史のある人物を演じるのは初めてなので、いつもと違った責任を感じています。何かを手本にしてとかではなく、自分が見た資料とか台本で感じた“徳富猪一郎”を演じていきたい。明治という時代を自らの力で前に突き進んでいく猪一郎の姿を見てもらいたいです」と視聴者にメッセージを送った。
9月15日(日)放送の「過激な転校生」では、同志社英学校に猪一郎ら熊本洋学校の生徒たちが転校してくる。一向に心を開かず校内で問題行為を繰り返す彼らに八重と襄は苦悩する。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)