9月29日(日)に放送される上川隆也主演のドラマスペシャル「特捜最前線2013~7頭の警察犬」(テレビ朝日系)の制作発表記者会見が9月18日に都内で行われ、上川、笹野高史、小林稔侍、そして警察犬を演じたシェパードの“ブルカーン”が登壇した。
同作は、'77年から10年間にわたってテレビ朝日系で放送され、好評を博した刑事ドラマ。二谷英明、大滝秀治、西田敏行ら豪華俳優陣による演技、綿密に練られたストーリーが支持を集めた。約26年ぶりに復活する今作では上川のほか、石黒賢、原沙知絵、平岳大、平山祐介、渡部豪太、笹野、平山浩行、小日向文世、そして小林が出演する。
主人公・評介を演じる上川は“相棒”のブルカーンと共に登壇。「大変価値のあるタイトルである『特捜最前線』に、2013年の作品としてブラッシュアップして、スケールアップして演じることができたこととてもうれしく思っております。できるだけたくさんの人に見ていただけたら幸いです」と感慨深げにあいさつ。また、杜氏梅吉役の笹野は「伝説のようになっている作品で、さらに伝説のようになっている“オヤジさん”という役柄を頂戴しまして、大先輩の後を継いでやらせていただきました。ちょっとそこら辺は緊張するところではございますが…。ボクもこんな役をやるようになったんだな~って自分を褒めてやりたいような気持ちにもなりました」と、興奮気味に明かした。一方、小林は「メンバーのまとめ役を仰せつかっております。今どき珍しく男ばかりでやる、題名どおりに“悪の最前線”に立って、こんな刑事がいたらいいなっていう刑事を、主役を中心に僕たちが周りを固めますので、どうかご期待ください!」と緊張気味にアピールした。
今回の大きなテーマの一つである“警察犬”について、上川は「きょうはやる気いっぱいすぎてアレ(興奮して退場)でしたが、本当は気立てのいい子で、大きく苦労することなく撮影が進みました。激しいアクションもこなしているんですよ。それはひとえに訓練士の方と犬との間にある信頼感、絆の表れのように僕には思えて、そうしたものが垣間見えたのが、僕自身も犬を飼っていて、犬を愛する者としては心が温まるようなことすら覚えました」と、訓練士とブルカーンの“強い絆”に感心した様子だった。
そして今回26年ぶりに「特捜最前線」のエンディング曲であるファウスト・チリアーノの「私だけの十字架」も復活。同曲をカバーする笹野は「聞いてらっしゃる方にはドラマの余韻を壊さないように…ということに気をつけて歌いました。私に歌えと英断を下したプロデューサーに感謝します。撮影場所が京都だっただけに、清水の舞台から飛び降りるかのような大英断だったと思います。その心意気を断るのは失礼だと思ってお受けしました」と、恐縮しきりだった。そんな笹野の歌う「私だけの十字架」を聞いた小林は「いいねえ! ビックリしちゃったよ。素晴らしいよね!」と大絶賛。また、上川も「実に趣にあふれる歌声で本当に聞き入ってしまいますね」としみじみと感想を語った。
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