NHK総合で9月19日(木)から始まる木曜時代劇「あさきゆめみし~八百屋お七異聞」で、純愛を貫くヒロイン・お七を演じる前田敦子が神奈川・横浜のスタジオで作品への意気込みなどを語った。
時代劇初主演を務める前田は「時代劇は硬くて難しいというイメージがあったのですが、実際に撮影に入ってみたら、思っていたより難しさや約束事がないことに驚きました」とコメント。「ドラマでのお七は14~16歳の設定なので、どうすれば若く見せられるのかいろいろと考えてしまったのですが、監督から『昔の14歳は今と違って精神的に大人だから、そこにとらわれる必要はないよ』と言われてからは、肩の荷が下りました」と明かした。
「Q10」('10年、日本テレビ系)などで共演した吉三役の池松壮亮については、「池松さんとは知り合いなだけに、2人だけのシーンで恥ずかしさや違和感みたいなものを感じることがありました。その時は互いに『2人の芸が足りないせいだからだね』と、とことん話し合えたので、それからは躊躇(ちゅうちょ)せずに演技に臨めるようになりました」と話した。また、AKB48卒業から約1年を迎え「女優として率直に現場に入れています。以前はダンスを覚えたりと毎日が慌しくて、いろいろと考える余裕がなかったのですが、今はお七のことだけを考えていられます」と心境の変化を明かした。
最後に「私が演じるお七の頭の中は、常に吉三さまのことでいっぱいなので、私自身も吉三さまの顔は常日頃から忘れないようにしています。恋は誰でもすることなので、たくさんの方に共感してもらえると思います。お七の恋に対して純粋な面を感じてもらえたらうれしいです。私自身もお七みたいな恋をしたいですね」と期待を込めた。
9月19日(木)放送の第1話「なれそめ」では、江戸本郷丸山で起きた火事で、追分片町の八百屋「八百源」も類焼。14歳の一人娘・お七は「八百源」と住まいが建て直されるまで大乗寺に預けられることになる。
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