フジテレビ系の連続ドラマ「リーガルハイ」新シリーズの初回放送が10月9日(水)に迫る中、10月16日(水)放送の第2話のゲスト出演者が発表された。第2話に出演するのは佐藤隆太。佐藤が演じるのは、高校3年のころにIT企業を設立し、数々の一流企業を買収、大成功を収め、「時代が生んだ天才」「時代の寵児(ちょうじ)」などともてはやされるも、インサイダー取引や所得隠しの容疑で逮捕され、実刑判決を受けてしまった鮎川光。鮎川は、出所後、テレビ番組に出演し、テレビ、新聞、雑誌などのマスコミを、名誉棄損で訴えることを発表。自らの容疑に対しての有罪という司法判断については、真摯(しんし)に受け止め刑に服したものの、逮捕後にマスコミ各社の報道などにより、犯した罪以上にバッシングを受け、人間としての誇りを奪われたと主張する。
そのテレビ番組を見ていた古美門研介(堺雅人)は、鮎川の代理人に名乗り出るが、あっさり拒絶されてしまう。過去にいろいろな弁護士と会ってきたが自分より頭の良い弁護士に会ったことがないと言う鮎川は、裁判関係の書籍を読みあさり、弁護士を雇わず自分で訴訟をする本人訴訟を行うと言う…。佐藤は、堺雅人と「南極大陸」('11年、TBS系)で共演しているが、今回のように、がっぷりと組み合って芝居をするのは初めて。堺演じる、偏屈、毒舌、皮肉屋、気分屋、浪費家、人格破綻者だが、あらゆる訴訟を勝利に導いてきた敏腕弁護士・古美門研介と、一時は「時代の寵児」と称された天才青年実業家・鮎川光との法廷での真剣勝負は、お互いに芝居達者であることも相まって、迫力のあるぶつかり合いとなっている。
また、その鮎川に名誉棄損で訴えられる漫画家の玉川たまを演じるのは谷村美月。玉川の書いた漫画「破壊の天才」は、少年時代から天才と言われてきた主人公の鮒沢輝が、成功を収め金に溺れ、やがて挫折してゆくストーリーを痛快に描いた作品。鮎川は、自分を揶揄(やゆ)した作品だとして、出版社と玉川を訴えることに。出版社の編集長と玉川は、羽生晴樹(岡田将生)が代表を務める弁護士事務所「NEXUS」に弁護を依頼する…。
古美門との対決シーンの感想を佐藤は「堺さんとは、初めてきちんとご一緒させていただいたんですけど、お芝居、役者としての経験値が僕よりはるかに上で、僕は足を引っ張らないように…結果、引っ張ってしまっているかもしれませんけど、少しでもついていけるようにと頑張りました。堺さんは、役者として僕が想像していた以上に、素晴らしい先輩です。本当に『格好良いな』と思いました」と語り、さらに「こういった方との出会いは…、良い作品との出合いももちろんですが、この仕事をしていて一番うれしいことです。だからこそ、もっと『リーガルハイ』の現場にいたかった…欲が出ちゃいますね。少しの出番でも良いから、また戻りたいです。人が足りなかったら…ぜひ(笑)」と再出演をアピールした。
一方、谷村は現場の雰囲気について「堺さんとは、同じシーンはなかったんですけど、映画『その夜の侍』('12年)で、ご一緒していましたので、なんとなくお人柄は分かっていました。でも、『リーガルハイ』は、堺さん演じる古美門に限らず、キャラクターがみなさん濃いので参りました(笑)。その堺さんと新垣さんは、すごく刺激をくださいました。古美門と黛を演じるお2人を生で見ていると、ゲストとして参加する私には“異常だ!”と感じてしまいます。そう感じていることを冷静に客観的に見ている私もいて(笑)。そんな気分も楽しかったです」とコメントを寄せている。
偏屈で毒舌な上に気分屋で超わがままだが、なぜか憎めない堺雅人演じる古美門と、社会正義の使命に燃えるが、かたくなで融通の利かない新垣結衣演じる黛という「最強(?)凸凹コンビ」に、岡田将生演じるまったく新しい世代の弁護士・羽生晴樹、小雪演じる死刑囚・安藤貴和らを加え、さらにパワーアップした「リーガルハイ」は、10月9日(水)夜10時、凱旋を果たす!
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