上川隆也主演「遺留捜査」がSPドラマとして早くも復活! 糸村が医者に華麗なる転身!?

2013/10/15 05:00 配信

ドラマ

ドラマスペシャル「遺留捜査」(テレビ朝日系)で“ハマリ役”糸村を再び演じることになった上川隆也(C)テレビ朝日

'11年4月クールに誕生して以来、これまで3期にわたって放送されてきた上川隆也主演ドラマ「遺留捜査」(テレビ朝日系)が、11月にスペシャルドラマとして復活することが分かった。変わり者の主人公・糸村を演じる上川は「今回は医療の現場で初めて“門外漢”となり下がり“徒手空拳”となった糸村が、彼ならではの飛び道具が発揮しづらい事件現場でどう対応していくのか、それが一つの見どころになってくると思います。スケールも含め、これまでにないテーストと事件、物語をはらんだ“新しい『遺留捜査』”をご覧いただけるはずです。ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います」と、アピールした。

同作は、月島中央署の刑事・糸村(上川)が事件現場に残された“遺留品”、被害者が残した“被害品”が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたかったメッセージを代弁する人気刑事ドラマ。事件を解決するだけでなく、遺族の心情をも救う優しさと、糸村の超マイペースで空気を読まない変なキャラクターが視聴者の心をつかんできた。そんな糸村が今回のSPでは、スーツに斜め掛けカバンという定番のスタイルから一転し、名医よろしく白衣に身を包むことに。'12年に放送された第2シリーズで、それまでの警視庁から月島中央署に左遷された糸村が、今度は医者に転職…というわけではなく、今回の事件を調べるための潜入捜査のための姿。立てこもり事件が発生した大病院に偶然居合わせた糸村は、自身初の潜入捜査に挑む。糸村がかつてない捜査スタイルで、凶悪事件に立ち向かっていく。上川自身も強い思い入れを持つ糸村のキャラクターがさらなる広がりを見せてくれそうだ。

さらに、斉藤由貴、正名僕蔵、眞島秀和、波岡一喜、西村雅彦、三宅裕司ら月島中央署メンバーや警視庁科学捜査研究所係官・村木を演じる甲本雅裕らレギュラー陣が連続ドラマに引き続き登場。監督は長谷川康、脚本は大石哲也と、これまでの「遺留捜査」シリーズを支えてきたスタッフたちも参加するなど、文字通りオールキャストで送る待望の最新作となっている。そのほか、ゲストとして升毅、山下容莉枝、森カンナ、清水章吾らが出演。連続ドラマシリーズのファンも納得の安定の布陣に加え、新たな風を巻き起こすメンバーによって過去最大級のスケールの物語が描かれる。

注目のストーリーはこれまでの同作とは一線を画すもの。月島中央署管内で遺体となって発見された女性の遺留品“鳥のブローチ”の謎を追う糸村は、ある手掛かりを頼りに単身、大病院を訪れる。ところがその病院では、武装グループが大手銀行頭取を人質に取り、10億円の身代金を要求する立てこもり事件が発生。タイムリミットは24時間、病院の外にいる月島中央署のメンバーと指揮を執る捜査一課管理官・金子(小木茂光)は全てを事件現場に身を置く糸村に託すことに。仲間たちと思うように連携プレーが取れない中、複数の事件と思惑が複雑に絡み合う難事件に挑んでいく糸村が、“陸の孤島”と化した大病院を舞台に事件解決に奔走する。

初のSPドラマ化に、上川は「おなじみである糸村の特異なキャラクタースタイルは脱しないものの、これまでとは全く趣を異にする物語に触れ『これがスペシャルなんだ!』と感じずにはいられません。今回は糸村が白衣を着て医者に成りりすまし、初めて潜入捜査も行います。白衣自体は数々の作品で着た経験があるのですが、糸村として着ると妙に自分の身から薄く浮いているような“身につかなさ”を感じるんです。例えば医者を演じている時などは、そんなことは微塵も感じなかったこともあり、新鮮さを感じております。与えられた任務をしれっとこなしてしまう糸村だからこそ、これまではあまり『何かをさせてみたい』と思ったことがなかったため、彼が初めて立てこもり事件の現場に居合わせ、潜入捜査をするという展開もかえって新鮮でした」と驚きを語った。

また、テレビ朝日の三輪祐見子プロデューサーは「今回の遺留捜査SPは、前代未聞のスケールでお送りします。大病院にとある遺留品の聞き込みにやってきた糸村は病院ジャックに巻き込まれてしまいます。絶体絶命のピンチの連続ですが、持ち前のマイペースさで、犯人たちさえも煙にまき、なんとニセ医者に変身します。“遺留捜査史上、最悪の2日間”をどう切り抜けるのか、ぜひお楽しみに!」と力強くアピールした。