阿部寛演じる加賀恭一郎再び…加賀の分岐点が明らかに

2013/10/26 07:00 配信

ドラマ

'14年新春オンエアの「新参者スペシャル」(TBS系)で阿部寛×熊川哲也Kバレエ カンパニー という強力タッグが実現!(C)TBS

東野圭吾原作の「加賀恭一郎シリーズ」が、'14年新春ドラマ特別企画「眠りの森~新参者スペシャル(仮)」(TBS系)として放送することが決定した!阿部寛が主人公の加賀恭一郎を演じ、'10年に放送した日曜劇場「新参者」は、初回視聴率21.0%、平均視聴率14.9%を記録。物語の舞台となった人形町は、「新参者効果」で観光客が押し寄せるなど、一大ムーブメントを巻き起こした。

'11年1月3日には、東野圭吾ミステリー 新春ドラマ特別企画「赤い指~『新参者』加賀恭一郎再び!」を放送。加賀と父・隆正(山崎努)との確執と絆が明らかになった話題作で、平均視聴率15.4%を記録した(視聴率は全てビデオリサーチ調べ・関東地区)。そして'12年1月には、東京・日本橋の翼のある麒麟像から事件が始まった映画「麒麟の翼」が公開され、こちらも大ヒット。ファンは増え続け、加賀恭一郎シリーズの人気はとどまるところを知らない。

9月に発行したシリーズ10作目「祈りの幕が下りる時」(講談社)もすでに27万部を超え、累計発行部数は1000万部を超える国民的人気シリーズとなった「加賀恭一郎シリーズ」。今回スペシャルドラマ化するのは、過去の謎が明らかになる最新作につながっていく「眠りの森」。加賀の人格形成の背景を深くえぐり出し、読者の心を魅了し続けてきた“発行部数100万部を超える”圧倒的な人気作である。

今回の「眠りの森」は、主人公・加賀を形成した過去が明らかになるヒントも秘められ、いつも冷静で硬派な加賀が、ヒロインに恋愛的な感情を抱く場面も垣間見ることができるという珍しい作品。加賀は才能あるバレリーナたちに魅せられ、引きつけられ、自分がひも解いた哀しき真実に苦悩する…。大人が泣ける、大人の刑事ドラマになっている。

また、本作は、バレエ界を舞台にしているとあって、世界が認めるバレエダンサー・熊川哲也が芸術監督を務めるKバレエ カンパニーの全面協力の下、撮影に臨んだ。振付・音楽・舞台美術・衣裳など舞台に関わる全ての要素を、Kバレエ カンパニーが実際の公演で使用するものを用意し、「白鳥の湖」「眠れる森の美女」の演目も登場。そして、カンパニーの宮尾俊太郎、益子倭はダンサー役として、他のダンサーもステージのシーンでドラマに出演。また、バレリーナ役を演じる出演者へはカンパニーのプロフェッショナルなスタッフによる丁寧な指導を行い、本格的な仕上がりに。バレエファンの方にも存分に楽しんでいただける映像も見どころだ。さらに、事件の真相に共に迫る先輩刑事として、柄本明が出演。ヒロインのバレリーナ役など、他の豪華キャストは、後日発表予定となっておる。

阿部寛は「いつもは冷静に事件解明に突き進む加賀が、女性の心を理解し、読み解いていけるかというのが、大きな見どころです。加賀の人間性がわかるヒントも、この作品にはちりばめられています。今作では、経験豊富な定年間近のベテランの太田刑事(柄本)と一緒に事件の謎を解決していくのですが、柄本さんの大きな力に助けられながら、完成していない段階の加賀を表現するのは、新鮮です。事件とは別に、父と息子の関係性も描かれ、加賀の内面性にも迫っています。加賀ファンを裏切らないように、筋を通して取り組みました。加賀恭一郎として、皆さんに新年にお会い出来ることを楽しみにしています」とファンに向けてメッセージを送っている。