10月22日、ことしで6回目となる「東京ドラマアウォード2013」の受賞作品と受賞者が発表され、「あまちゃん」(NHK)が作品賞(連続ドラマ部門)のグランプリを獲得。主演男優賞には「最高の離婚」(フジテレビジョン)の瑛太が、主演女優賞には「あまちゃん」の能年玲奈がそれぞれ選ばれた。
「東京ドラマアウォード」は、「国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2013」のメーンイベントとして、市場性、商業性にスポットを当て、“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトの下、世界水準で海外に売れる可能性が高いテレビドラマを表彰するというもの。
6回目となる今回、連続ドラマ部門の作品賞は、グランプリに「あまちゃん」(NHK)、優秀賞に「泣くな、はらちゃん」(日本テレビ放送網)、「ドクターX~外科医・大門未知子」(テレビ朝日)、「とんび」(TBSテレビ)、「孤独のグルメSeason2」(テレビ東京)、「ガリレオ」(フジテレビジョン)がそれぞれ受賞した。
また、単発ドラマ部門では、TBSテレビとWOWOWの共同制作が話題を呼んだ「ダブルフェイス:潜入捜査編/偽装警察編」がグランプリを獲得。優秀賞には「ラジオ」(NHK)、「金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件」(日本テレビ放送網)、「最後から二番目の恋 2012秋」(フジテレビジョン)が名を連ねた。
そして、地方局制作のドラマを表彰する“ローカル・ドラマ賞”はNHK徳島放送局制作の「狸な家族」、名古屋テレビ放送(メ~テレ)制作の「名古屋行き最終列車」の2作品が受賞した。
個人賞部門では、主演男優賞に「最高の離婚」の瑛太、主演女優賞に「あまちゃん」の能年、助演男優賞は「最高の離婚」の綾野剛、助演女優賞は「あまちゃん」の小泉今日子、以下、脚本賞・演出賞・プロデュース賞はそれぞれ「あまちゃん」から宮藤官九郎、井上剛氏、訓覇圭氏が選ばれた。
さらに、ダメ押しとばかりに“特別賞”を「あまちゃん」の音楽を担当した大友良英氏が受賞するなど、ことしの「東京ドラマアウォード2013」は、“あまロス”などの言葉が生まれ、既に社会現象化しつつあるフィーバーぶりを象徴するかのように“あまちゃん一色”となった。