「Noちょんまげ、NOライフ」三谷幸喜が甲冑姿で「清須会議」をアピール!

2013/10/25 14:26 配信

映画

映画「清須会議」の舞台挨拶に登壇した(左から)三谷幸喜監督、佐藤浩市、大泉洋、役所広司、小日向文世、鈴木京香

10月24日、東京国際映画祭のクロージング作品「清須会議」の舞台挨拶が行われ、役所広司をはじめ大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、鈴木京香の出演者と原作・脚本・監督を手掛けた三谷幸喜が登壇した。俳優陣が劇中のキャラクターに合わせた和装で登場する中、三谷はなんと劇中の織田信長が着用していた甲冑姿で現れ、会場を盛り上げた。

本作は織田信長亡き後、織田家の後継ぎ問題と領域配分を議題に日本史上初めて会議で歴史が動いたといわれる“清須会議”を描いた、三谷監督初の歴史エンターテインメント作品。17年ぶりの自身による書き下ろし小説「清須会議」を原作としつつも、小説とはまた違ったアプローチで描かれる。舞台挨拶に出席した俳優陣をはじめ、妻夫木聡、浅野忠信、伊勢谷友介など豪華キャストが出演していることでも話題の作品だ。

MCから作品について尋ねられた三谷は、「ものすごく暑いです。クロージングにふさわしい映画ができたと思います」と汗だくでスピーチ。その後も監督の汗は止まることなく、MCに何を聞かれても「僕はこのあと、英語でスピーチをしないといけないので、頭がいっぱいです。何も答えられません」と緊張状態が続いた。

そして、最後に監督から世界の観客とバイヤーに向けて英語でスピーチが。「時代劇は日本映画独自のジャンルです。日本には誰もが知っている時代劇のせりふがあります」と、水戸黄門のポーズを取りながら「この印籠が目に入らぬか」と発声し、さらに「ちゃん」「これにて一件落着」など時代劇の名ぜりふを連発。

その後続けて、「『清須会議』は時代劇だけど、チャンバラシーンはない。一滴の血も流れません。これはとてもユニークな時代劇です。必ず世界中のみなさんに楽しんでもらえると思います」と作品に対する思いを語り、「Noちょんまげ、NOライフ」とアピールすると、大泉から「何で英語でしゃべったのかなあ。それでいっぱいいっぱいになってしまって、ほとんど他にしゃべっていないし。今のせりふも違う作品ばかりで…」とツッコミが入り、笑いを呼んだ。

映画「清須会議」は11月9日(土)より全国東宝系にて公開される。