これまでのイメージを一蹴! 柾木玲弥が初のヤンキー役に挑戦!!

2013/10/25 18:20 配信

映画

初のヤンキー役について「難しさを感じながらも、演じているときは楽しかった」と振り返る柾木玲弥

若手俳優の柾木玲弥が映画「ガチバンZ 代理戦争」(11月9日・土公開)で主演を務める。

この映画は、人気シリーズの19作品目でヤンキーたちの熱い戦いを描いたもの。衣笠高校に、最強の狂犬ヤンキー・渋若剛毅(柾木)がやってくる。金属バットを振り回し、目にする全てのヤンキーを滅多打ちにする渋若の狂犬ぶりに衣笠高校のヤンキーたちは伝説の先輩に連絡を取るが…というストーリー。

今回、これまでにないキャラクターを熱演した柾木にインタビューを行い、見どころや撮影秘話を語ってもらった。

――これまで秀才の役や病を抱える役を演じられてきて、初めてのヤンキー役。最初に聞いたときの感想は?

びっくりしました! 「ガチバン」シリーズは知っていたので、「どんなヤンキーなんだろう?」と思っていたら、ケンカがめちゃくちゃ強い狂犬ヤンキー(笑)。(これまでの演じてきた役の印象から)「インテリ系のヤンキーかな?」と思っていたんですが、正反対の役柄だったので、「自分がこの役をできるんだ!」と撮影がすごく楽しみになりました。

――実際演じてみていかがでしたか?

自分とは全く違う性格で難しさを感じながらも、演じているときは楽しかったです。初めてのヤンキー役ということで、立ち方から歩き方、細かい動作までもヤンキーに見えるように意識して演じました。自分とは全く違う役にぶつかるというのは役者としてすごく充実感がありました。昼ドラの「明日の光をつかめ ―2013 夏―」(柾木は、心臓に持病がある植本浩樹役)が終わってすぐの撮影だったのですが、現場でいろんな人から「顔つきが変わったね」と言ってもらえたので、ちゃんとヤンキーっぽく見えているんじゃないかな(笑)。この役を通して、もっともっといろんな役をやってみたいなと感じることができました。

――この作品でアクションにも初挑戦だったとか?

アクションにおいて、僕は殴り方や腰の使い方など何も知らないので、「ちゃんと気持ちを作って挑もう」と思って臨みました。自分のやったことのない領域だったのですが、気持ちと気持ちがぶつかったアクションになって、すごく達成感を感じることができました。

――映画の見どころをお願いします!

いままでの役の印象もあって、ヤンキーっぽくないと思われる方も多いかもしれません。でも、そんな僕だからこそ演じることができるヤンキー像を表現するために、渋若剛毅という役に本当に気持ちを入れて臨みましたので、いろんな人に見ていただけたらうれしいです。

また、10月29日(火)から公演する劇団スパイスガーデン第6回公演「移動するプリズン」に客演として出演する柾木。犯人を護送するコンボイたちと激しい心理戦を繰り広げる100%逃げ切ってきた大怪盗役を演じる。

――一年ぶりの舞台ですが?

ここ一年、ずっとドラマのお仕事をさせていただいていたので、久しぶりの舞台は新鮮ですね。映像とは違って、舞台は何度も稽古をしたものを本番で“生もの”にしなきゃいけない。映像作品では、その“生”な感じを損ないたくないので、必要以上にせりふの練習はしないのですが、舞台ではそうはいかないのでお芝居の本質というものに改めて触れられる気がしています。

――心理戦を繰り広げていくという役ですが、ご自身は心理戦は得意ですか?

どうですかね…(悩)。割と得意なほうかもしれません。(恋愛においても?)…はい(笑)。友達からも「好きな子にメールするから手伝って!」と、文面を考えてあげたこともあるので。モテる人だと「好きだ!」のひと言で振り向かせることができるかもしれないけど、僕はそんな人じゃないので、いろいろ考えながら恋愛は慎重にいきたいと思ってます。

――最後にメッセージをお願いします!

劇団スパイスガーデンには、すごく憧れがあって、この役のオーディションを受けたんです。だから、「この人たちと共演できる」という喜びもありながらもプレッシャーも感じていて…。そんなスパイスガーデンさんたちの舞台に客演として関わらせていただく中で、僕がどんな“スパイス”になることができるかを、ぜひ見届けていただきたいです!!