神田正輝がメーン司会を務める情報番組「朝だ!生です旅サラダ」(ABC・テレビ朝日系)の11月2日(土)放送回で、神田が“ゲストの旅”のコーナーに自らが初出演することが分かった。北海道で故・石原裕次郎が幼少期を過ごした小樽や「石原裕次郎記念館」などを訪れる。神田は「『旅サラダ』は大好き。最初から最後まで、決めごとがないところが。“いい加減でなく、良い加減(笑)”。僕が番組で気をつけているのは、生放送だから時間をきっちりすることと、ゲストの人が楽しんでくれているかということ。視聴者の方が見ていて『(今回)出る人がいなくなっちゃったから、神田が旅に出たのかな』と思ってくれたら面白いね(笑)。僕は、何でも面白く考えるタイプだから」と、お茶目に感想を明かした。
ことし4月に放送開始20年を迎えた長寿番組「旅サラダ」。神田も司会を担当して17年になる。今回の旅では、神田は小樽からスタートし、“ミシュラン1つ星”を獲得した有名すし店で北海の味覚を楽しみつつ、「石原裕次郎記念館」へ。テレビ番組で訪れるのは初というこの場所で、石原まき子館長や裕次郎ゆかりの懐かしい品々と再会し、思い出を振り返る。その後、自らハンドルを握ってドライブしながら洞爺湖へ。洞爺湖ではモーターボートで湖を一周し、真ん中に浮かぶ中島に上陸。美しい紅葉を眺め、大自然の絶景を満喫する。そして、洞爺湖のほとりにあるキャンプ場でバーベキューを楽しむという、神田流の旅のスタイルが詰め込まれたコースを堪能した。
旅の内容については「わがままを言って『勝手にやらせて』とお願いして、車を運転したり、バーベキューをしたり」と自由そのもの。長年、司会として“ゲストの旅”を見てきた神田は「ゲストの皆さんがちゃんとしているから、ちゃんとしない旅をしようかなと思った(笑)。普段、僕が旅に出る時は、行き先だけを決めて、あとはあまり考えない。でも、今回はやってみたいことがあった」という。それがバーベキューで、「実は、スタッフへ日頃の感謝の気持ちを込めて、バーベキューをして、みんなに食べてもらおうと思ったの。海外ですごく良い映像を撮っているカメラマンとも、日頃、なかなか話す機会がないしね。バーべキューをして、ステーキを食ってもらおうと考えた。みんなで楽しんだ方がいいよね」と明かす。また「僕は旅を“食べたい”タイプ。せっかく旅に出たら、旅を食っちゃおう、好きなように遊んじゃおうというタイプだね」と、旅のスタイルを教えてくれた。
神田自身にとってゆかりの深い「石原裕次郎記念館」にテレビ番組では初めて訪れた。「ここに来ると、時間が戻って来る。昔の写真があったり、見たことのある品々があったり、石原(裕次郎)さんが退院する時のシャツがあったり。退院するたびに『シャツを買ってきてくれよ』と言われて買いに行ってたのね。だから懐かしいなあと思って、見ていた。石原さんは大きいから、アメリカ製のものじゃないと着れなくて。そろそろ退院の時期かなとなると、だいたい2、3週間前にこうこうのが好きだろうなというのを何点か用意した。明るい華やかな色が似合う方だった」と、思い出話は尽きないようだ。また、「(石原裕次郎記念館のできた)20数年前の当時は、この周辺には何もなかった。今では、どんどん建物が増えて、ある意味では人が来るきっかけになったのかもしれないね」と感慨深げに語る。
番組での国内の旅は今回が初めてだが“海外の旅”のコーナーでは、ドバイに行ったことがある神田。その時は「土曜日の生放送終わりに行って、木曜日には帰ってこなきゃいけなかったから、死んだ(笑)。移動の場所も多いしね」というが、海外に行きたい気持ちは強いようで「もし、飛行機が飛ばないと(生放送までに)帰ってこれないし、なかなか行かせてくれないけど、なんとか海外に行けるように頑張ります!」と、今後の新たな目標を口にした。
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