向井×綾野の新ドラマに豪華キャスト続々

TBSでは、すでに発表されている人気漫画を原作にした向井理主演のドラマ「S-最後の警官-」を、'14年1月期の日曜劇場枠で放送することに決定した。漫画原作は、「海猿」や「DOG POLICE」を手掛けた小森陽一。警察を舞台にした本作は、「捜査権を持つ特殊部隊」という設定の下、「生と死」「正義とは何か」といったテーマ性、群像劇の面白さ、ミステリー要素などスケール感を持ったストーリーが展開されていく。

主演は'12年の日曜劇場「サマーレスキュー～天空の診療所～」でも主役を張った向井理。警察庁特殊急襲捜査班・通称“NPS”の隊員・神御蔵一號(かみくらいちご)を演じる。体育界的な、ある種肉体バカなキャラである一號役は、向井にとって新境地ともいえる。また、ことし春の日曜劇場「空飛ぶ広報室」で自衛官役を好演した綾野剛が警視庁特殊部隊・通称“SAT”の隊員・蘇我伊織を演じる。蘇我の性格は冷静沈着、高い集中力、耐久力、洞察力と格闘能力を持ち、SATの理想を体現しているかのよう。その蘇我は、一號と激しく衝突を繰り返す。

対照的な性格を持つ役を演じる向井理×綾野剛の激突をさらに盛り上げる共演者も決定した。まずはヒロイン・棟方ゆづるに吹石一恵。一號と幼なじみのゆづるは、小学生の頃、家族や一號と行った動物園で、通り魔事件に遭い両親を失うという過去を持つ。一號には言葉に表せない親愛の情を持っているが、兄妹に近い関係性から恋愛感情は封印している。一號をNPSにスカウトし、一號の上司となる香椎秀樹役は大森南朋。香椎は元SATという経歴を持つNPSの隊長。後にSATの蘇我が出向という形でNPSに所属する。その他、池内博之、平山浩行、高橋努、平山祐介、本田博太郎、朝加真由美、菅原大吉、高嶋政宏、近藤正臣が脇を固める。

誰がいつ犯罪被害者になってもおかしくない国となった日本の治安を守るため、「S」の頭文字を冠する2つの部隊―警視庁特殊部隊・通称“SAT”、警視庁特殊犯捜査係・通称“SIT”―は、テロ、人質立てこもり事件等の特殊事案を担当し、その解決に際し、犯人の生死を問わない『制圧』を警察組織の中で唯一、許可されていた。そして2014年、第3の新たな「S」が誕生する。SATの機動力とSITの捜査力を併せ持ち、国内すべてを管轄とする警察庁特殊急襲捜査班・通称“NPS”。既存の「S」と大きく異なるのは、彼らの目的が、犯人を生かしたままの『確保』だということ。日曜劇場「S-最後の警官-」 では、そのNPSに所属する神御蔵一號が、かけがえないものを守るために立ち上がる姿がつづられる。