「紙の月」西田尚美、主演・原田知世との共演に感激!

2013/11/24 00:33 配信

ドラマ

「紙の月」(NHK総合)の完成披露試写会に登場した原田知世、西田尚美(写真左から)

NHK総合で'14年1月7日(火)からスタートするドラマ10「紙の月」の試写会が11月22日に行われ、出演の原田知世、西田尚美、脚本を担当した篠崎絵里子氏、エグゼクティブプロデューサーの海辺潔氏、プロデューサーの近藤晋氏が会見に出席した。

本作の原作は直木賞作家・角田光代の「紙の月」。原田は夫の何げない言動に傷付けられてきた主婦・梅澤梨花を演じる。梨花は銀行にパートで出たことで、ようやく居場所を見つけたかに思えたが、夫の正文(光石研)の「たかがパート」などの言葉によって、夫婦の溝はかえって深まってしまう。そんな中、ある出会いをきっかけに梨花は顧客から預かった大金を着服し、海外に逃亡してしまう。高校時代の友人・岡崎木綿子(水野真紀)と中条亜紀(西田)が梨花の事件をたどっていく。

原田は役どころについて「梨花という女性は、特にすごくぜいたくをしたかったとか、誰か他の人と恋愛をしたいとか、そういう強い思いがあった訳ではないんですが、光太(満島真之介)を救うということから始まって、お金を使うことがもたらしてくれる安堵感で、 何か別の自分になれたような錯覚に陥っていきます。そこがこの役のすごく興味深いところでしたし、面白いと思ったところでした。実際に演じてみてすぐには理解できないところがたくさんありましたし、 毎日悩んで、監督と相談して練りながら演じました」と苦労を語った。

西田は「今回、私は憧れの原田知世さんと共演ができて、その事が大変うれしかったんですけれども、1シーンしかお会い出来なくて残念でした。けれども1シーンなのに、昔から高校時代からの親友という役だったので、梨花像が見えてこなければいけないなと思って、 丁寧に監督と役作りをしていきました」とやはり原田同様、難しい役に対する苦労を語った。また、実際の作品を見た感想を「すごく切なくなってしまいました。主人と出来上がった作品を見たんですが、 主人は『ああ苦しい。俺、見ててつらい』と言っていたので、見ているといい旦那さんに変わると思って、もう1度見てもらおうと思っています(笑)」と男性の視聴も促した。

さらに、西田に原田との共演について質問が出ると「私は角川映画で育った世代なので、『知世ちゃん』なんですよね。今は『原田さん』って呼んでますけど(笑)。『時をかける少女』とかを見ていた世代ですし、映画や雑誌で見て、なんてかわいいんだろうって。だから会ったとき大感激して、うれしかったです」と喜びのコメントをした。