宮藤官九郎が作・演出を手がける新作舞台「バカロックオペラバカ『高校中パニック! 小激突!!』」のプレス・コールが、初日を迎える11月24日に東京・パルコ劇場で行われ、出演者の佐藤隆太、勝地涼、永山絢斗、川島海荷(9nine)、三宅弘城、皆川猿時、少路勇介、よーかいくん、宮藤官九郎、坂井真紀、綾小路翔(氣志團)が取材に応じた。
本作は、宮藤の所属する大人計画とパルコ劇場が共同プロデュースする、宮藤作・演出のオリジナルロックオペラシリーズ第2弾。劇中では、出演者の綾小路、三宅、宮藤に加え、横山剣(クレイジーケンバンド)や向井秀徳、上原子友康(怒髪天)ら、豪華メンバーの書き下ろし楽曲が演奏される。
2020年の東京・渋谷を舞台にした本作は、不良高校生同士の抗争と、少年たち(?)の成長を、派手に、楽しく、ばかばかしく描いたオリジナルロックオペラ。豪華キャスト陣が芝居に加え、歌や踊りはもちろん、演奏も手掛ける。
公開舞台稽古の後、出演者が全員顔をそろえ、まず宮藤が「未来の渋谷はヤンキーしかいないというお芝居を作りました。60公演あるのですが、今のところできる気がしません…頑張っていこうと思います」と、弱音を交えたあいさつ。「木更津キャッツアイ」('02年、TBS系)以来の宮藤作品となる佐藤は、「久しぶりに宮藤さんの作品に参加できるということで、稽古場からすごく楽しい毎日を過ごさせてもらっています。タイトル通りばかばかしく思いっきりばかを演じたいです」と意気込みを語った。宮藤の手掛けたドラマNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」で“前髪クネ男”で注目を浴びた勝地は、「僕は宮藤さんの作品に出るといつもばかな役が多いんですけど、今回も振り切ってやりたいと思います」と気合十分。
また、宮藤からのラブコールに応え、今回が初舞台となる綾小路は、「自分がお芝居をするとは全く想像もできなかった」と話し、「今こうして初日を迎えて和気あいあいとしていますけど、最初の頃は稽古場でつかみ合い、殴り合いとか、ぶつかり合って、やっと今お互いを認め合って、この佳き日を迎えることができたと思っております」とヤンキー風エピソードで会場を沸かせた。
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