海老蔵「古典への誘い」で愛娘・麗禾ちゃん初お目見え!

2013/11/25 18:42 配信

芸能一般

「古典への誘い」制作発表会見に出席した(左から)能楽師の観世喜正、市川海老蔵、能楽師の亀井忠雄

市川海老蔵が企画し、'12年より公演を行っている「市川海老蔵 古典への誘(いざな)い」の制作発表会見が11月25日に都内で開かれ、海老蔵、能楽師の観世喜正、同じく能楽師で人間国宝の亀井忠雄が出席した。会見では、最初の会場となる熊本の八千代座で、海老蔵の愛娘・麗禾ちゃんの初お目見え行うことも明らかにした。

本公演は、伝統芸能をより分かりやすく多角的に味わってもらおうと海老蔵が企画し、’12年より毎年開催しているプログラム。能と歌舞伎を上演するだけでなく、海老蔵自らが演目について解説するので、普段伝統芸能になじみのない観客にも好評。3回目となる'14年公演は、半能「石橋(しゃっきょう)」と、その「石橋」を基に作られた歌舞伎舞踏「連獅子」という2つの演目を上演。「もう一度」というリクエストの多かった初年度のプログラムの再演となる。全国7カ所で全22公演を開催予定。

海老蔵は公演の見どころを「能楽と歌舞伎、また、『石橋』を原点としてできた『連獅子』を同時に堪能できるということは、今の時代を生きている方々のみが持っている特権」と説明。プログラムの1つである海老蔵の解説について喜正は、「大変分かりやすい。親しみやすい形で客席と一体になってお話されている姿は私も影響を受けました」と絶賛した。亀井は初年度の出演について「とても楽しい旅でした。海老蔵さんの舞台を拝見して、こういうお方がこれから歌舞伎を背負って、日本を背負ってくれると(感じました)」と振り返り、今回についても「一生懸命務めて、皆さんと同じ気持ちで舞台を作っていこうと思います」と話した。

麗禾ちゃんのお目見えについては「近年、娘が歌舞伎に大変興味を持っていて『出たいんだ』というようなことを話すわけで。思い切って出る方向で頑張ろうかなと思いますけれども、あくまでも2歳児ですので、出たり出なかったりということもあるかなと思います」とコメント。出演演目は「芝居前三升麗賑(しばいまえみますのにぎわい)」となり、熊本のゆるキャラ“くまモン”も登場予定。「くまモンが出てくれれば、おそらくうちの娘も出るだろうという流れで考えております」と目尻を下げた。

また、今回東北地方を中心に公演を行うことについて「(震災後)すぐに行きたかったのが本音ですが、私は歌舞伎役者ですので、歌舞伎を見ていただくことでお力添えできればなと、しっかり準備してまいりました。大事なのは継続していくことですので、継続してやれることをやっていきたい」と意気込みを。東北地方の公演では、華道家元池坊の協力で献花も行うという。

会見後は海老蔵が囲み取材に応じたが、話題は麗禾ちゃんの初お目見えに集中。「(娘は)自分でDVDを再生していますよ。『パパが見たい』『大きいじいじ(12代目市川團十郎)が見たい』『(中村)勘三郎さんが見たい』と言ってます。たれ眉のおじさんが好きみたい」と笑顔で答えた。